SEO対策の歴史~変化に対応する必要はあるのか【その2】

速水です。

SEO対策の歴史として、「被リンクの量」が大事な時代が
長く続いたということをお話ししました。

SEO対策の歴史~変化に対応する必要はあるのか【その1】

SEO対策の歴史5~自作自演の被リンク

それで、「自作自演リンク」がはやったのですが、
その時重視されたのが「アンカーテキスト」だったわけです。

アンカーテキストというのは、リンクの文字のことです。
タグで書きますと、

<a href=”ここにURL”>ここにアンカーテキスト</a>

これでリンクを張ることができるんでしたね。

HTMLタグ~最低限これは知っておくべし

メインのサイトに向かってリンクを張るわけですが、
メインのサイトが狙っているキーワードを、
アンカーテキストにするということが重視されました。

メインのサイトのキーワードが「アフィリエイト 初心者」なら
アンカーテキストも「アフィリエイト 初心者」にするということです。

そうして、たくさんのリンク元のサイトを作って、
同じアンカータグでメインサイトへリンクを張る、
ということが行われました。

これが有効な時代はしばらく続いたのですが、
結局のところ、グーグルに対策されてしまいます。

ただその前に、重大な事件が起こりました。

SEO対策の歴史6~ヤフー検索の敗北

ヤフーが検索アルゴリズムの開発を放棄してしまったのです。
検索エンジンに関しては、ヤフーはグーグルに対して
「降参」してしまったことになります。

これが2010年の終わりごろでした。

これによって、SEO対策=グーグル対策ということになりました。
そしてグーグルは検索エンジンの市場をほぼ独占し、
「ネットの神」となったのでした。

現在でもヤフー検索はありますけど、
検索アルゴリズム自体はグーグルのものを使っています。
だからどちらで検索しても結果は同じなんです。

SEO対策の歴史7~金持ちが勝つSEO

さて、上記のアンカーテキストについても、
同じキーワードを用いていると、グーグルから
マイナスの評価を得るようになってしまいました。

アンカーテキストが全部同じキーワードだなんて、
「不自然」ですからね。

それ以来、メインサイトへのリンクを自作自演するとしても
「自作自演」に見えない自然さを装うことが
SEO対策する人の間で重視されることになりました。

いったいそれが、SEO対策にどんな影響を与えたのかというと・・・

・アンカーテキストは同じものばかりではダメ(分散させよ)
・リンクを送るタイミングも、ずらさなければダメ
・リンク元となるサイトは、異なるIPアドレスにすること
・リンク元となるサイトは、異なるサイト歴を持たないとダメ
・内容的に関係ないサイトからのリンクはダメ
・リンク元サイトにも他のサイトからリンクがついていないのは不自然

このような感じで、
SEO対策は非常に複雑なものになっていきました。

ただこういうSEO対策が実行できるなら
上位表示が可能でしたので、「稼げるキーワード」に対して、
数百万円のお金を投じてSEO対策をする、という人も現れました。

裏を返せば、そういう資金力のある人にしか
SEO対策は不可能になってしまったのです。

SEO対策の歴史8~グーグルの進化

しかしそういう状況は、グーグルの望むところでしょうか?
お金を持っている人だけがサイトを上位表示させることができるという状況。

望んでいるはずがありません。
グーグルが目指すのは、検索した人が望む情報を
検索上位に表示させることですから。

それこそグーグルの存在意義なのですから。

ということでグーグルは更なる進化を遂げます。

多くのSEO対策業者を絶望の淵に叩き込んだ、
「パンダアップデート」そしてその後の「ペンギンアップデート」
と呼ばれる、グーグル検索アルゴリズムの改良です。

これによって、それまでのSEO対策が否定されてしまったわけです。
数百万もかけてSEO対策を施したサイトが、
検索結果から消し飛んでしまったわけです。

それで稼いでいた人たちにとっては
非常にショッキングな出来事だったと思います。
収入がゼロになってしまったSEO対策業者やアフィリエイターもいるわけですから。

ちなみにパンダアップデートというのは、
サイトの内容に関するもので、内容がつまらないのに
SEO対策によって上位に表示されていたサイトの評価を
落としてしまうというものでした。

ペンギンアップデートの方は2012年から実施されたのですが
こちらは「不自然なリンク」を取り締まるものでした。

それまでのSEO対策だって、「自然さ」は意識されていたのに、
そういう装われた自然さをグーグルが見抜くようになったということです。

これによっても、従来のSEO対策で上位表示していたサイトが
検索結果から消し飛んでしまったのでした。

SEO対策に多大なエネルギーを注いできた人ほど
大きなダメージを被ったということになります。

もちろん中には、グーグルに見破られないレベルので
SEO対策を実践していた人もいて、
そういう人たちは生き残ることができました。

ただそういう人はほんの一握りです。

さて。

SEO対策の歴史9~現状は喜ばしいのか?

以上のようなSEO対策の歴史、そしてグーグルの変遷を、
たとえば初心者アフィリエイターはどうとらえるべきなのでしょうか?

悲しむべきなのでしょうか?
喜ぶべきなのでしょうか?

これはもちろん、喜ぶべきことです。

かつては資金力があるものが勝つというのがSEOでした。

ところが現在は、もちろんいまだに被リンクは重要ですけど、
サイトの内容がずっと大事になってきています。

ですので、サイトの内容を素晴らしいものにしていくことで、
資金力がない人でもサイトを上位表示させることが
できるようになったわけです。

以前は、SEO強者にはまったく太刀打ちできなかったような
キーワードでも、勝てる可能性が出てきたわけです。

ですのでこの状況は喜ばしいことといえます。

検索する人の役に立つサイトを上位に表示させること。

これはグーグルの望んだことであり、
また検索する人にとっても好ましいことです。

この基本線に沿ってサイトを構築していくのが
王道のSEO対策ということになるのでしょう。

そして記事タイトルにした、
「SEO対策はグーグルの変化を追うべきか?」
ということですが・・・

結局、小手先のSEOの変化を追った人が
グーグルの変化によって大きなダメージを被る、
この繰り返しがSEO対策の歴史だったことがわかります。

結局のところ、上記のような基本を外さないことが
私たちにとって最良のSEO対策と言えそうです。

速水でした。

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