初心者のかたが勘違いしやすい部分というのはやはり、SEO=被リンク(外部リンク)だと思ってしまいやすいということです。
なぜかというと、被リンクSEOについて初めて聞くと、
「うわ、すごい秘密を知っちゃった」
なんて、思ってしまいがちだからです。^^;
このページの内容
3つの勘違いポイント
ここで勘違いしてしまう点は主に3つ考えられます。
①SEO=被リンクだと思ってしまう
②被リンク=外部リンクだと思ってしまう
③自演リンクが正当なSEOだと思ってしまう
3つ並べただけではわかりにくいですね。^^;
ということで一つずつ見ていきましょう。
①SEO=被リンクだと思ってしまう
初心者のかたがSEOについて初めて聞くと、被リンクの方に注意を持っていかれることが多いです。
なぜなら、SEOを説明する側が、そのように誘導することが多いからです。そうすることで初心者のかたが被リンクサービスを買ってくれる可能性が高まりますから。
でもSEOというのは被リンクだけではありません。
もちろん、被リンクの力はいまだに大きいのですが、最も大事なのは・・・言うまでもないことですけど、サイトの中身、コンテンツです。
そこを蔑ろにして「被リンクこそSEOだ」と思ってしまうと、大きな痛手を負うことになります。(経験者談^^;)
②被リンク=外部リンクだと思ってしまう
被リンクというと「リンクされる」ということですので、外部からのリンクが思い浮かんできますが、自分のサイトの内部からのリンクもありますよね。
自分のサイトのページAがページBからリンクをはられている場合、これは内部的な被リンクと言えるでしょう。
この内部の被リンクも、SEO的に効果があります。
ただここでまた勘違いしやすいのは「SEO的に効果があります」と聞くと、
「内部リンクがたくさんあるほどいいんだ!」
なんて思ってしまって、無意味に内部リンクを貼りまくってしまう・・・ということです。
それはもう、見ているものが間違っているわけです。
Googleのアルゴリズムの方を見てしまっているわけです。
でも見るべきは「サイト訪問者」の方ですよね。
だから内部リンクも、「サイト訪問者の役に立つには?」という視点で、貼っていかなければなりません。
むやみに数を増やすのは意味が無いどころか、マイナスになる可能性もあります。
③自演リンクが正当なSEOだと思ってしまう
外部リンクには、自分以外の人が自発的に貼ってくれる「ナチュラルリンク」と、自分が作ったサイトから張る「自演リンク」とがあります。
で、①の理由と同じで、被リンクについて初めて聞いた人は、「外部リンク=自演リンク」という方向に導かれやすいです。
そうすることで、
「自演リンク用サイトのツールを・・・」
「うちの被リンクサービスを・・・」
という方向にもっていけますから。
でも上述したごとく、被リンク=自演リンクではありません。
検索順位を上げる目的での自演リンクは、Googleによって「ペナルティの対象になる」と宣言されているわけです。
ということで、検索順位を上げる目的で自演リンクを用いるのは「ホワイトハット」ではなく「ブラックハット」だということになります。
なぜブラックハットを推奨する人がいるのか?
にもかかわらずブラックハットSEOを推奨する人が多いのはなぜか?
それはもちろん、効果が出るのが早いからです。でもペナルティを受ける危険と常に隣り合わせです。
つまりブラックハットSEOを推奨している人というのは「ペナルティは覚悟の上」でやっているんです。
この点を初心者のかたが勘違いして、
「あんなにすごい人が自演リンクSEOを推奨しているんだから、自分もやろう」
と、真面目にがんばってしまうと、後で非常につらいことになる可能性が高いのです。
その「すごい人」というのは、既に大量の資金を持ち、多くの人を使ってアフィリエイトをしているんです。
だから、ペナルティでサイトが消えてしまっても「次作ればいいじゃん」という発想になります。
その上そういう人は、いくらお金を使ってどんなサイトを作ればどれくらい成果が出るか、だいたい掴んでいるわけです。
同じエネルギーを注ぐなら
これって、初心者のかたに真似できますか?
そういう「すごい人」にとっては「手っ取り早いSEO」でも初心者のかたにとっては・・・
一人で被リンク用のサテライトサイトを数十個コツコツ作り、
「やっとできあがった! これで稼げる!」
と思った瞬間、ペナルティを受けてすべてのサイトがインデックス削除されたとしたら?
それでもまた同じサイト群を作ろうと思うでしょうか? 数十、数百のサイトをコツコツと。全部徒労に終わるかもしれないのに。
そんなエネルギーがあるなら、ホワイトハットで、真っ当なサイトを作っていくほうがはるかに良いと思うのです。
コツコツとサテライトサイトを作るのではなく、コツコツとパワーサイトを作っていくほうが、はるかにコスパがいいと思うのです。
ここは個人的に、本当に後悔している点です。初心者の頃から、真っ当なサイトをコツコツと作っていれば・・・あんなに苦しむ必要もなかったはずだと。