無料オファーアフィリエイトというのは、広告主が提供している無料のものやサービスを、アフィリエイターが紹介する、という形になります。
ネットビジネス関係でよく見かけますが、何もネットビジネスだけでなく、「無料サンプル」とか「お試しセット」とか、美容健康関係でも昔からありますよね。
この、無料オファーアフィリエイトの仕組を知りたいという人は、
「なぜ無料なのに報酬が発生するの?」
という疑問があるんだと思います。
広告主鈴木さん、アフィリエイター佐藤さん、読者田中さんの場合
たとえば。
鈴木さんという広告主が「超絶アフィリエイト技法を無料で教えます」という無料オファーで、アフィリエイターを募集したとしましょう。報酬は一件500円。
そこでアフィリエイターの佐藤さんが、この無料オファーを自分のメルマガで紹介したとします。
その後、佐藤メルマガの読者である田中さんが鈴木さんの「超絶アフィリエイト技法を無料で教えます」の登録ページに行って、自分のメールアドレスを登録したとします。
これで佐藤さんに対して500円の報酬が発生します。
なぜ佐藤さんから発生したのかわかるのかというと、それは読者田中さんが、佐藤さん専用のアフィリエイトリンクをたどって「超絶アフィリエイト技法を無料で教えます」の登録ページに行き、自分のメールアドレスを登録したからですね。
ここで気になるのが「無料なのになぜ報酬が?」ということですね。
どこから報酬が支払われるのか
それはこの500円は「広告料」だからです。
鈴木さんの「超絶アフィリエイト技法を無料で教えます」が無料で終わるはずはありません。
この後になんらかの有料商品への誘導が続くわけです。たとえば料金30万円のアフィリエイト高額塾とか。
鈴木さんの無料オファーに登録した田中さんが、「超絶アフィリエイト技法を無料で教えます」の無料動画を次々と見て、「これはすごい、ぜひ塾にも参加しなきゃ!」と思いました。
そしてアフィリエイト鈴木塾に入ったとします。
そうなると鈴木さんは、500円の広告料で、30万円の売上を得たことになります。
無料登録者100人中一人しか高額塾に入ってくれなくても、5万円の広告料で売上30万円です。
だから広告主の鈴木さんはこれで十分利益を出すことができ、アフィリエイター佐藤さんに報酬を支払うことができる、ということになります。
もちろん「踏み倒し」もあり
ただ、成約率が悪いと、無料登録1000人に対して入塾1人とか、そんなことになってしまいます。これだと広告費50万円に対して売上30万円ですね。大赤字です。^^;
こんな場合広告主鈴木さんはどうするのか? ここで仮に鈴木さんが「悪人」だとすると、どうするかといいますと、もちろんこれは、アフィリエイト報酬を踏み倒します。(笑
つまり、1件あたり500円の報酬を「払わない」というわけですね。
全部払わないわけではなく、有力アフィリエイターにはしっかり払って印象を良くしておきます。次も協力してもらうためです。
かわりに弱小アフィリエイターは無視です。これで利益を出します。
「なんてひどい」と思うかもしれませんが、こんな話、珍しくもなんともありません。たまにそういう相談もいただきます。
「報酬もらえないんですけどどうすればいいのでしょう・・・」
って。
まあ、しつこく請求すれば払ってくれるかもしれませんが、ダメなことが多いですね。^^;
無料オファーを扱う場合の注意
アフィリエイターから見れば、無料オファーは「無料」だけに、成果を上げやすいと思ってしまうものです。
でも実は、特にネットビジネス関連の無料オファーの場合は、上述したような悪質な広告主も多数存在します。
じゃあネットビジネス以外は安全かというとそうでもなく、大手のASPで扱える案件であっても「承認率」が非常に低い広告主もいます。
せっかく成果が発生しているのにやたらと「否認」されてガッカリ、というパターンですね。
なので無料オファーを扱う場合も、広告主がどんな人物または企業であるか、しっかり調べなければならないんです。
もちろん。
報酬をしっかり払ってくれそうかどうかだけでなく、その「無料オファー」の先に何が待っているのかも、しっかり調べなければなりません。
無料オファーに続くものが「詐欺的高額塾」への誘いだったりしたら・・・そんなものを紹介したアフィリエイターは信用を失ってしまうことになります。