「アフィリエイトは継続が物を言います」
なんて書きますと、
「いや継続できるのも才能でしょう」
という答えが返ってくることがあります。
アメリカの大学での実験
これに関しては人それぞれ、いろいろな意見があるとは思いますが、「努力も才能のうちなのかもしれない」と思ってしまいそうな実験結果もあります。
ただそれについては、「実験結果の解釈」次第で結論が変わってきそうです。
その実験とは・・・
アメリカのヴァンダービルト大学というところで、マイケル・トレッドウェイという学者さんが行った実験です。
被験者を多数集めて、「○○秒以内に◯◯回ボタンを押してください」という、非常に単調な作業をやってもらいます。
一応制限時間内に決められた回数ボタンをおすことに成功すると、わずかながら賞金も出ます。
そういう単純作業をやってもらっている間、学者さんたちは、被験者の脳をPETスキャンという装置で観察します。
そうしたところ、その単調作業をやり切る人と、途中でやめてしまう人とでは「脳の働きが違う」という実験結果が得られました。
この結果を聞いて、あなたはどう思うでしょうか?
「脳の働きが違うということは、やっぱり努力できるのも才能なんだね」
と思うでしょうか。
「自分には努力できる才能がないから諦めるしか・・・」
なんて。
思ってはいけません!
「努力自体できない」ということではない
実験内容を見てください。
「制限時間内に決められた回数だけボタンを押す」という単調な作業ですよ。
この実験結果からわかるのは、「ボタンを押し続けられる脳かどうか」ということにすぎません。
せいぜい、「ボタンを押し続けるための才能があるんだね」ということくらいしか言えません。
だからこの結果だけで、「『努力家である』という才能を持っていなければ何をやるにしても努力できない」と決めつけるわけにはいかないんです。
たとえ単調作業であっても・・・「ボタンを押す」以外の作業ならまた、脳は違った反応をするかもしれませんよね。
また、単調ではない作業なら、またこれも違った結果になるはずです。
この結果の見方で、もう一つ気をつけなければいけないのは、「あくまでその時点での脳の反応である」ということ。
つまり「脳は変化する」ということも考慮しなければなりません。一年後に同じ人を集めて同じ実験をやったとしても同じ結果になるとは限らないんです。
ということでこの実験結果を見て、
「自分には努力する才能がないから・・・」
なんて、思ってはいけないんです。
じゃあどうすればいいのか、ということになりますよね。
努力ではなく熱中
やはりこれは、「自分に合ったことを選ぶ」ということになりそうです。
「自分に合ったこと」といっても、単純に得意とか、得意ではないけど好きとか、いろいろあると思いますが、まあできれば「好き」という要素を優先したいですね。
それさえあれば努力も苦にならないはずだからです。
傍から見ると「この人すごい努力してるなぁ、よくあんな苦しいこと続けられるなぁ」というふうに見えても、自分は単に熱中しているだけ、というようなことなら最高ですね。
「努力する才能」どころか「努力をしている」という実感もない。
たとえばあなたが「ボタン押しなら寝食忘れるほど熱中できる!」という人だったら、上述の実験で学者さんも卒倒するようなすごい実験結果を叩き出せるかもしれません。(笑
大事なのはそこなんでしょうね。努力ではなく、熱中できるかどうか。
それが他の人から見れば「すごい努力をしている」というように見えると。
で。
アフィリエイトに当てはめてみる
以上のことをアフィリエイトに活かすとすれば、どう考えればいいのかということですね。
これはもう、「熱中できるジャンル」これに取り組むのが一番だと思います。
まあもちろん、稼ぎやすいジャンルとそうでないジャンルはあるのですけど、全く興味の持てないジャンルで嫌々やるよりも、成功率は高いのではないでしょうか。
またはアフィリエイト自体やらない、というのも選択肢の一つになると思います。
これは他人事ではなく、私自身も考えねばならないことです。