いまだに「ブログ記事作成ツール」とか「ブログ記事作成ソフト」とかを探している人がいるんですね。
もちろんその「正しい使い方」をわかった上で探しているのだと思いますが・・・
それもわからないのに「ツールさえ使えば稼げるんだ」なんて思って購入していると、お金をどんどん寄付することになります。^^;
なぜ一昔前は通用したのか
一昔前なら・・・ツールで自動生成した記事でも稼ぐことができました。
たとえば、検索エンジンが今ほど賢くなかった時代。自称「SEOのプロ」という人に、ランダムに言葉を並べただけの意味不明の自動生成記事を見せてもらったことがあります。
それでも検索結果で1位を争っていました。
それどころか、他のサイトから文章をコピーしてきて、単語を置換するだけ、という方法を推奨していた「有名情報起業家」もいたくらいです。
検索エンジンが進歩して・・・それが不可能になった後でも、携帯電話向けのサイトではまだまだ自動生成記事で稼げる時期が続きました。
これは、携帯サイトの場合、携帯電話の表示能力の関係で、文字数の多いサイトは作りにくかったからです。
だからツールで生成したような単純な文章でも、アクセスを集めてそれをアフィリエイトの成果につなげることができました。
ツールに頼った結果
私もこの方法で、いくらか・・・数百万程度、稼がせていただきましたが・・・それも長くは続きませんでした。
携帯端末はスマホが主流となって表示能力がアップし、かつ検索エンジンも進歩して自動生成記事は評価されなくなっていったんです。
ツールを使って楽をしようと結果、「全て徒労」に終わってしまったわけです。
「いくらか稼げたんだからいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、その時間をパワーサイト作りに使っていればもっと早く安定的に稼げていたはず・・・と今でも後悔することがあります。
それはさておき。
自動生成の仕組みはせいぜいこんなもの
現在市販されている最も優れた自動作成ツールであっても、結局は文章パーツのランダム組み換えと、単語の置換を組み合わせているだけです。
なので大量生成すると、どうしても「似たような記事」がたくさんできてしまいます。単語や言い回しが少し変わっていても、「ほとんど同じだな」と思われるような記事になってしまいます。
もし、現在出回っているツールで作成できるようなものを、はるかに上回る自然な文章を生成できるツールがあるとしたら・・・それは市販されないでしょうし、売られるとしても非常に高価になるでしょう。
だって、たくさん売れれば売れるほどリスクは上がっていくわけですから。そんな高性能なものがあるなら、自分だけでこっそり使って稼ぐのが普通ですよね。
だから現在は、「本投稿」する記事に自動生成ツールで作ったような文章は用いません。
「正しい」使い方
ツールを販売している人もそう言っているくらいです。そして「正しい使い方」を説明しているくらいです。
じゃあ「正しい使い方」って、どんなものなの?って気になりますよね。
その、販売している方の説明によると「テスト」として使うというやり方ですね。
あるキーワードでアクセスが来るかどうか試したい。
でも試すだけなのにそこに手書きで長い文章を書いて使うのは大変だ。
そこで自動生成ツールを使って長文を作成し、サイト記事として使用する。
その結果、そのサイトが上位に上がってくるようなら、自動生成記事から手書きの記事に差し替え、さらに手書きの記事を追加投入していってサイトを強化していく。
望みがなさそうなら、そのサイトは放棄してしまう。
・・・・・・と、そういう手順です。
つまり、ツールを販売している人でさえ「本番記事」には自動生成記事は使わないと言っているわけなんですね。
だから、記事作成ツールを購入する場合は、そういう使い方をわかった上で買う必要があります。
それで。
絶対買ってはいけない人
このような記事作成ツールを買おうと考えるのはアフィリエイターが多いと思います。「テストで使う記事まで手書きなんてやってられないよ」という人ですね。
アフィリエイターはそれでいいのですが・・・こういう記事作成ツールを「絶対買ってはいけない人」がいます。
それは誰かというと、「ライター」ですね。
たとえばランサーズや@SOHOで記事作成の仕事を請け負って、
「ツールで大量生成して納品すればボロ儲け・・・」
なんて考える人が・・・ひょっとしたらいるかもしれませんが^^;
それはムリです。
ツールで作成した記事なんて読んでみればすぐにわかります。それで信用を失っておしまいです。
それに、ライターは自分の記事作成能力を売り物にするわけですよね? そのライターがツールに記事を書かせていたのでは・・・能力は上がりませんよね。
何一つ得をしませんので、上記のようなことは考えてはいけません。(笑