ときどき「騙されました!」なんて内容のメールをいただくのですけど、よくよくお話を伺ってみますと、「買ってはいけないパターン」にしっかりはまっていることが多いんですよね。
それはさすがに、「騙された」となってしまっても仕方がないかなと思うようなパターン。
それでいて、教材やカリキュラムの内容的には「まとも」なこともあるパターン。
今回はこれを紹介しましょう。
内容がさっぱりわからないもの
それは、
「どんなふうに進めていくのか、質問しても教えてくれない」
というパターンです。
もちろん、ノウハウ的に秘密の部分は教えてもらえないでしょうけど、そうでもない部分。
たとえば、アフィリエイトの教材で言えば、
「1日にどれくらいの作業をするんですか」
「どれくらいの期間で何をするのですか」
「量産をするのですか」
「どんな媒体をつかうのですか」
「どれくらいお金が必要ですか」
等々。
こういったことを教えてくれても、秘密のノウハウを漏らしてしまうことにはならないのですが、質問してもそれを教えてくれないと。
さらにまずいパターンだと、「何をするのかまったくわからない」というものもあります。
アフィリエイトだか転売だか情報販売だか、何をやるのかさっぱりわからないし質問しても教えてくれない。
そういうものを買ってしまって、
「騙された」
なんて言ってる人もいます。
そんなものを買ってしまったらもう自業自得とも言えなくもないですが、無理からぬところもあります。
それでいて期待感を煽る煽る
それはどういうことかというと、「期待感」だけは思いっきり高めてくるんですよね、そういう情報商材や高額塾って。
「すぐに稼げますよ」
「誰でもできますよ」
「お金の心配が消えますよ」
「会社もやめられますよ」
「好きなときに旅行にいけますよ」
「好きなものを買えますよ」
等々。
期待感だけ煽ってきます。でも、どうやって稼ぐのかはさっぱりわからないし、質問しても答えてくれません。
それプラス、焦らせる
その一方で、こちらが焦るようなことも言ってきます。
「これが最後ですよ」
「二度と募集はありませんよ」
「あなたは特別に抽選に当たったのですよ」
「でも今日中に申し込まないと権利消滅ですよ」
「チャンスは永遠に失われますよ」
「きっと後悔しますよ」
等々。
黄金パターン(笑
ということで、今回の「買ってはいけない情報商材・高額塾」のパターンをまとめますと、
- どんなふうに進めるのか、何をやるのかさっぱりわからない
- その一方で期待感だけはしきりに煽ってくる
- それと同時に焦燥感も煽ってくる
この組み合わせですね。
期待感を煽ることで、素晴らしい未来をイメージさせるとともに、焦らせることで、その素晴らしい未来を得られない恐怖も植え付けてきます。
時間が限定されるので落ち着いて考えることもできないし、合理的な判断も下せません。
同時に未来への期待感は膨らみ、その一方でその未来を得られなくなる恐怖にも捉えられます。
こうしてまともに考えることもできないまま、大金を支払ってしまうというわけですね。
その結果、
「騙されました」
というメールを私のところへ送ってくださる、ということになります。^^;
今回紹介した「期待感+焦燥感」のパターンは、「騙された!」となる典型的なパターンなのですが、これは何も、詐欺的なものに限った話ではありません。
実は中身はしっかりしたものだった、ということもあります。
ただ、内容を確かめないままで買ってしまったので、「自分が期待していたものとは違う」となってしまうわけですね。
私の体験談
・・・などと、偉そうに書いていますけど、私も何度もこのパターンにはまってしまっています。^^;
特に、ネットビジネスを始めたばかりの頃は、「期間限定」などと言われて急かされると、コロッと騙されたものです。
私がネットビジネスの世界に足を踏み入れてすぐに買ったものは、中身がしっかりしたものではありませんでした。
販売ページを見ますと、「簡単に稼げる」「お金がどんどん振り込まれる」とか書いてあるわけですね。
それで、札束の写真とか出ているわけです。
「これまで誰も気づかなかった画期的な方法でお金が増やせます」
「もう金輪際、お金に困ることはありません」
なんて書いてあるわけですね。
でも何をやるのかは
それで、札束を持った「著者」だという人物の写真が出ているものだから、
「自分の写真まで出して、人を騙すはずがない!」
と、当時の私は素朴に信じたのでした。
今ならすぐに分かることですけど、そんな写真、本人とは限らないわけですよね。ネット上の何処かで拾ったものかもしれない。
でも、「誰も気づいていない」「画期的な」「簡単に稼げる方法」でお金に困らなくなると期待させられ、自称「本人」の写真まで見せられてすっかり信じてしまい・・・
いや、思えばあの頃は金銭的に追い詰められていましたので、普通なら疑うようなことも信じてしまったのかもしれません。「これが本当であってほしい」と。
その上で、
「いつ販売停止にするかわかりません。次に来た時はもうこのページはないかもしれません」
なんて(笑
内容を確かめてみると…
今では珍しくもない「脅し文句」で焦りまくりまして、結局内容のよくわからない情報商材を買ってしまいました。^^;
それでその、「画期的な稼ぎ方」とはどんなものかと。
期待しつつ中身を見てみたのですが、
「あなたの銀行口座の番号をメールに書いて知人に送ってください」
「同じ内容のメールを5通、別の人に送るよう、メールの中で指示してください」
「そうすればそのメールがどんどん拡散されてゆき・・・」
いや、もういいです。(笑
不幸の手紙か!
と。(笑(笑
その頃は追い詰められていただけに、「焦らせる作戦」が私に見事にヒットしたのですね。^^;
「馬鹿じゃないの」
と思うかもしれませんけど、いろいろな条件が揃ってしまえばまともな思考も判断もできなくなるものですので、あなたも、他人事とは思わず、気をつけておいてください。