ネットビジネスに限った話ではないと思うのですが、よく「仕掛ける側」とか「仕掛けられる側」なんて言葉を耳にします。
それで、
「仕掛ける側に回らなければ稼げない」
なんてこともよく聞きますよね。
じゃあどうやって仕掛ける側に回ればいいのか、ということになります。
仕掛ける側と仕掛けられる側を分けるもの
仕掛ける側と仕掛けられる側、ことネットビジネスにおいてはその分岐点は意外に単純かもしれません。一言で言い表すことができます。
「依存心」
これです。
つまり、依存心が強い人はどうしても「仕掛けられる側」になってしまいやすいということですね。
どういうことか?
たとえばアフィリエイトを始めたくて、そのノウハウを会得したいと考えたとしましょう。
仕掛けられる側のパターン
ここで依存心の強い人は、
「稼ぐ方法を何でも教えてくれるようないい先生はいないだろうか…」
と考えます。
そうして、
「すぐに、楽に、片手間で稼げる方法を今だけ、30名様限定で…」
なんて広告を見て、「これだ!」と思ってしまいます。
「この人はいい先生に違いない。この人についていこう」
そして、その「先生」の言うとおりにすれば安心だと思ってしまいます。
それで言われたとおり実践してみた結果、「すぐに、楽に、片手間で稼げる」なんてことはありませんでした。
するとその人はどう思うかというと、
「騙された」
「こいつを先生だと思ったのが間違いだった」
ここで考え方を変えればいいのですが、依存心が強い場合、これに続けて、
「別の、本当に良い先生がいるはずだ…」
と考えてしまいます。つまりまた別の「依存する相手」を探し始めるわけです。
こうして同じ失敗を繰り返します。いつまでたっても「仕掛けられてばかり」ということになります。
逆に。
仕掛ける側に回れる人のパターン
仕掛ける側に回れる人というのは、「依存するのはよくない」と考えています。自意識としてはあくまで「自分で考え、自分で決断すべきだ」と考えています。
もちろん特定の先生を選んで、その教えを実践することはあるでしょう。
でもその場合でも、あくまでそれは、自分で考え、吟味した結果、「今はこの先生の言う通りに実践する」ことを「自分で選択した」、という意識があるんです。
だからその結果がうまく行かなくても、「騙された」と考えるわけではなく、「どこを改善すればうまくいくだろう」と考えるわけですね。
最初のうちは、外見上「依存心の強い人」と同じことをしているようにみえるかもしれません。
でも、「自分で考え、自分で決断すべきだ」という意識がある人は、少しずつ、自分を向上させていくことができます。
なので最終的に「仕掛けられる側」から脱却することができるというわけです。
上に、
「すぐに、楽に、片手間で稼げる方法を」
なんて例を出しましたが、こう考えること自体が悪いわけではありません。大事なのはこのあとなんですよね。
その方法を得るために、誰かの言いなりになるか、それとも自分で考え、自分で選択するか。
その心のスタンスが「仕掛ける側」と「仕掛けられる側」を分けることになるのでしょう。
ここで。
どちらのタイプか簡単にチェックする方法
「私はどちらのタイプなんだろう」
って、気になりますよね。
簡単なチェック方法があります。
ある人が作った教材とか、ノウハウを実践してみたとしましょう。
そしてその結果稼げなかったと。
そういう場合に、
「○○(そのノウハウの作者)は詐欺だ」
など、誰か自分以外の人間に責任転嫁して終わるようなら、あなたは「いつまでたっても仕掛けられる側」タイプである可能性が高いです。
「自分のやり方のどこが間違っていたんだろう。どこを改善すればいいだろう」
と、自分のやったことに注目し、どこを改善すべきか考えるようなら、あなたは「仕掛ける側に回れる」タイプである可能性が高いです。
人のせいにして終わりか、自分のやり方を改善しようとするか。
そこでしょうね。