PSW(パーフェクトサテライトライター)という自動記事生成ツールが人気のようで、インフォトップを見るとずっと売れ続けていますね。
私も昔、この仕組みとほぼ同じようなやり方で数百万円稼いだことがありますけど、今は手書きにこだわっているのでやっていません。
それで、PSWの仕組みですけど、「ロジック1~3まであってそれで自動生成」と書かれていますね。
「ロジック」なんて言われると、なんだか難しいことをやっているように思えるかもしれませんけど、仕組みは実は単純です。
仕組み自体は単純
基本的には、文章をいくつかのパーツに分けて、それぞれのパーツに似た意味で表現の異なる言葉を用意します。
と、説明するとわかりにくいですので、具体例で説明してみましょう。
超単純化してみます。
たとえば、原文として、
私は今日も会社に行きます。
というものを用意したとしましょう。で、文章を4つのパーツに分けました。
私は 今日も 会社に 行きます。
そしてそれぞれのパーツに、似た意味の言葉や、意味は似ていなくても文章としてつながる言葉を用意します。
「私は」…「僕は」「あたしは」「当然」
「今日も」…「本日も」「いつものように」「定時で」
「会社に」…「職場に」「仕事に」「お勤めに」
「行きます」…「でかけます」「参ります」「行ってきます」
こうすると、それぞれの文章パーツに4種類ずつのバリエーションが出来ることになります。
4つのパーツそれぞれに4種類ずつあるのだから、その組み合わせは、
4×4×4×4=256
となり、たったこれだけの仕組みで、256種類の文章を自動生成することができます。
あとはもう・・・わかりますよね。
文章のパーツと、それぞれのバリエーションを増やせば、生成される文章のパターンは爆発的に増えていきます。
たとえば、1つの文章を10のパーツに分けて、それぞれのパーツを10とおり用意すれば、
10の10乗=100億
つまり、たったそれだけのことで、100億通りの文章を自動生成することができます。
パーツをランダムに組み合わせて文章を作るだけのことです。
少し大変なのは、どのパーツが組み合わさっても、ちゃんと意味が通るように、パーツのバリエーションを用意することですね。
それで。
「似たような内容」を防ぐための工夫
上記の場合、原文は1種類しかありませんが、PSWの場合、この原文を100個も用意しています。
だから、
100億×100=1兆
ということで、1兆通りの文章を自動生成することが出来る、というわけです。
なぜ原文自体を100とおり用意しているのかというと・・・
たとえば原文が1つしかなければ、いくらバリエーションを増やしても、表現が違うだけで似た内容の文章がいくつもできあがってしまうからです。
それでPSWでは、原文を100個、前もって用意することで、「表現は違うけど似たような文章だよね~」なんてことにならないようにしているわけです。
「第2ロジック」は誤解してしまいそう
PSWの説明の中に「文章作成第2ロジック」として、「1兆個の文章から15個の文章を抽出」ということが書いてありますが、これは誤解されそうな説明に思われます。
なぜなら、1兆の文章を実際に生成して、そこから15を選び出す、なんてことは、「する必要がまったくない」からです。
「まったくない」は言いすぎですね。まあでも1兆分の1以下の必要性しかないでしょう。^^;
単純に、15個、ランダム組み合わせによって作り出せばいいだけの話ですからね。
1兆の文章を前もって作ってその中から15選び出す、なんてことをしようと思ったら・・・おそらくパソコンがフリーズしてしまうことでしょう。^^;
究極の無駄作業となります。
PSWの仕組みをまとめると
つまり、PSWがやっていることをまとめると以下のようになります。
①100の原文の中から、被りのないように15個を選び出す。
②それぞれの原文からランダム組み合わせによって文章を生成する。
③自動生成された15の文章を並べて、1つの記事とする。
ということになります。
1兆も作って15選び出す、という無駄なことをするのではなく・・・
100個の原文から15個選び出し、それぞれの原文からランダム組み合わせて15の文章を生成し、あとはその15個の文章を一つにまとめて1記事とする、ということですね。
100個の原文から被りのないように15の原文を選び出すパターンだって・・・
100×99×98×・・・×86=約3.3×10の29乗
と^^;
文系の私にはもうわけのわからないほど大きな数字になってしまいましたが。
これだけパターンがあるんです。
こうして15の原文を選んで終わりではなく・・・
さらにそれぞれの原文に100億通りの組み合わせがあるわけだから、一生休みなくPSWを動かし続けたとしても、まったく同じ記事ができることは「ない」と言ってもよさそうですね。