在宅で働きたいという人は多いはず。
で、アフィリエイトを始めるずっと前、私も何かいい仕事はないかと探していたんです。
不安定なフリーターでしたからね。^^;
それで見つけた広告が翻訳の仕事の求人です。
こう見えて私、東大法学部出身のフリーターでしたので(笑
英語には少々自信がありました。
まあ、話す方はからっきしなんですが、英文和訳ならちょろいもんだろうと思ったわけです。
テスト結果でおだてられる
それで連絡してみたところ、
「じゃあテストを受けてください」
ということになって、テストを受けました。そのテストって、自宅でできるんです。与えられた英文を和訳して郵送するだけ。
その英文も簡単だったので、意気揚々と答案を郵送し、返事を待っていました。
そうしたところ、
「実に優秀な成績でした」
「あなたのような人にぜひお仕事をしてほしい」
とのこと。
それで私も、東大卒で英語には少々自信があったから(笑)、そう言われると、ころっといい気になってしまいました。
だからこのあとの流れにも簡単に乗せられてしまいます。
「でも我が社の規定で・・・」
「お仕事前に翻訳の通信講座を受けていただくことになります」
「その講座の費用に12万円かかります」
はい。だんだん雲行きが怪しくなってきました。
よくあるパターンに乗せられる
でも私はおだてられていい気になっているので、警戒心が消えていまして、次のような「よくあるパターン」にまんまとはまってしまいます。
「でも、あなたの場合、優秀なので特別に…」
「費用は8万円に割り引かれます」
「当社としても優秀な方におまかせしたいですから」
そうだよね、優秀だから優遇されてもおかしくないよね、なんて思ったり。
「でも」
「その特典は今月いっぱいで消滅します」
「今月中に振り込んでいただかなければ特典消滅です」
「以後、二度とそんな特別待遇はありません」
はい。もうよくあるパターンなわけですが。^^;
でも当時の私はピュアでしたので(笑)
「ああ、あと1週間しかない!」
「早く振り込まないとチャンスを逃してしまう!」
「急がなきゃ!」
と思って、8万円を振り込んでしまいました。
通信講座を受けてみたところ…
フリーターにとっての8万円・・・大金です。ただでさえギリギリの生活をしていたのに、おだてられ、急かされ、振り込んでしまいました。
その後どうなったかといいますと・・・
通信講座が始まりますよね。
まあ、英文が送られてきて、それを翻訳して送り返すというだけなんですが。
講座が始まった途端、私への評価は180度変わります。
「こんな翻訳では使えませんね」
「もうちょっと努力すべきですね」
「才能がないのかもしれませんね」
等々。
「延長してはどうでしょう?」
そういう評価をもらい続けているうちに通信講座も終わり・・・
「現状の能力では翻訳をお任せできません」
「でもどうでしょう」
「あと少しスキルを身につければ可能ですので…」
「通信講座を延長するというのは?」
「延長の場合は6万円しかかかりませんので…」
さすがの私も、それにはお金を払う気にはなれず・・・
「それでは仕方ないですね」
「今後のご活躍をお祈りします」
「気が変わったら連絡してください」
ということで、仕事はもらえませんでした。
結局のところ、8万円を寄付しただけで終わってしまいました。^^;
今となっては、本当によく見られるパターンですけど、これ、まだインターネットが普及していなかった頃の話です。
今や舞台はネット上に
つまり、こういうことをする輩というのは、ネットがない時代からやっていたんだなと。
それが今は、インターネットに舞台を移してきたということですね。
ただ、現在のほうが恵まれているのは、インターネットは彼らの武器であるだけでなく、私達の武器でもあるということ。
もちろん私達はその武器を、あくまで善用していかねばなりませんけど。