的屋(テキ屋)さんというと、お祭りとかでお店を出して商売する人のことですね。
あの、「男はつらいよ」の寅さんを思い浮かべる人も多いんじゃないでしょうか。最近の若い人は違うのかな?^^;
で、なぜ突然的屋さんを取り上げるのかというと、けっこうこれ、副業でやってみたいなんて人がいるんですね。
じゃあどうやったらテキ屋さんになれるのかと、調べてみた次第です。
このページの内容
もちろん勝手に出店はできない
まず、お祭りの場所に行って、勝手に屋台とか露店を出そうとしても、それは無理です。
警察に届けて許可をもらわないといけませんし、一般の民家の前にお店を出すとしたら、その家の人の許可も必要でしょう。
さらに、その地域の的屋さんを管理している団体がありますので、勝手に出店することはできません。
だから、的屋になるにはまず、その地域を管理している団体=露天商組合に加盟しなくてはなりません。
的屋になるには…手続きが大変
この露天商組合は「組」と呼ばれ、そこに所属すれば「組員」と呼ばれるわけですけど、暴力団ではありません。^^;
真っ当な商いをするための団体です。
で、この露天商組合への加盟が難しくて・・・そもそも誰に申し込めばいいのかを知ることが困難、という地域すらあるようです。
誰に申し込めばいいかわかっても、そこで許可してもらえるとは限りません。
だって、新しい人を加盟させれば、既存の人からすると「ライバル」が増えるわけですから、そんな、じゃんじゃん増やす訳にはいかないですよね。^^;
だからなかなか認めてもらえない。
加盟を認めてもらうための工夫
ただ認めてもらえる可能性を上げようと思うなら、その地域の的屋さんが扱っていないような品物を扱う、というのがいいでしょうね。
それなら既存の人のライバルにはなりにくいですから。
でもそうなると、稼ぎやすい「美味しい」品物はなかなか扱えないということになります。
なので条件が良い場所を探して、いろいろな地域の露天商組合を当たってみることが必要となるでしょう。
まあ、有名なお祭りのある「良い地域」ほど、加盟は難しいでしょうけどね。
基本的に日本のどこでも商売できるけど…
ただ、めでたく加盟が認められえれば、「組合員証」が発行され、晴れて「的屋」になることができます。
それで、この組合員証があれば、基本的に日本のどこの地域でも的屋として活動できます。
それでもここでまた問題があります。
いくら組合員証を持っていても、自分が所属する組がある地域以外で、「初めて」の地域だと、自分だけで出かけていっても出店は認めてもらえないのが普通です。
じゃあどうするかというと、自分が行く前に、自分の属する組から話をつけてもらわなくてはなりません。
あなたがこれから行こうとしている地域の「組」に、自分の「組」からお願いしてもらうということです。
出典は無料ではない
さてでは。
とりあえず、自分が属している組が管轄する地域のお祭に出店させてもらえるようになったとしましょう。
この場合、警察への届け出その他の手続きは、組の方でやってくれるのが普通のようです。
ただ、どの場所に出店できるかなどは、自由に決めることはできません。新人であればなおさらですね。
良い場所はやはり、組の中でも地位の高い人が確保することになります。
また、「無料」で出店するわけにもいきません。出店料を露天商組合に払う必要があります。
これは地域によって違うでしょうけど、やはり観光客の多い有名なお祭りがある地域では高くなるでしょう。
そして同じ地域でも、稼ぎやすい場所ほど高くなるでしょう。
ということですので・・・
副業で的屋になるのは現実的ではない
「副業」でテキ屋さんになるというのは現実的ではありません。やるからには「転職」の覚悟をして本気でやらねば無理でしょう。
本気で取り組んだとしても、なかなか露天商組合に所属できずに、その時点で心が折れてしまうかもしれません。
ただアルバイトであれば・・・たまに募集されていることもありますので、興味があるならアルバイト募集に応募してみるのが良さそうです。
それで気に入ってもらえて、常に使ってもらえるようになれば、そこから正式な「組合員」になることもできるでしょう。
ただ、的屋さんが儲かるかどうかと言えば・・・これはかなりうまくいかなければ「儲かる」ということはなさそうです。
新人でいきなり大儲け、ということはまず無理でしょう。
それに比べればやはり、アフィリエイトのほうがはるかに簡単で儲けやすいことは確実です。