今回は物事を抽象化したり具体化したりすると、いろいろなキーワードが見つかるという話です。
抽象化、具体化とは
あ、でもその前に、そもそも「抽象化」「具体化」って何?という話ですね。
簡単に言いますと・・・
「抽象化」というのは上位概念に視点を移すことで、「具体化」はその逆です。
・・・・・・って、簡単じゃないか。^^;
「抽象化」というのは共通点に注目する見方で、「具体化」というのは違いに注目する見方です。
・・・というより、具体例を出したほうが早いですね。^^;^^;
では「犬」を例として使いましょうか。(笑
例「犬」
「犬」を抽象化すると・・・「哺乳類」になりそうです。哺乳類には犬も猫も人間も含まれますので、犬や猫や人間の上位概念が哺乳類ということになります。
「哺乳類」をさらに抽象化すると・・・「脊椎動物」とでもなるでしょうか。脊椎動物には哺乳類も爬虫類も両生類も魚類も含まれますので、それらの上位概念が「脊椎動物」となります。
じゃあまた「犬」に戻りましょう。
そして次は下に向かっていきましょう。つまり具体化。
「犬」を少し具体化して・・・まあいろいろあるでしょうけど「小型犬」にしましょう。犬には小型犬、中型犬、大型犬といるでしょうから。
小型犬をさらに具体化すると・・・「チワワ」とかいますね。その他小型犬はいろいろいるでしょう。「トイプードル」とか。^^
じゃあ「チワワ」をさらに具体化すると・・・「ロングコートチワワ」とか「スムースコートチワワ」なんているそうですね。
ロングコートチワワをさらに具体化すると・・・まあ、色で分けるのが普通でしょうか。
というように。
上下行ったり来たりするだけで…
抽象化、具体化をする、つまり上と下、行ったり来たりするだけでも、いろいろとキーワードがでてきますね。^^
なるべくキーワードを具体化することで、訪問者をしぼりこむことができますので、訪問者の要求を満たすコンテンツも作りやすいということになります。
その上、絞り込んでいるわけだからライバルも減るのが普通です。
また、抽象化・具体化をすることで、「書くことがなくて困る」ということも避けられます。
たとえば上記の「チワワ」の例で言うと・・・
チワワに関して記事を書いたところ、一生懸命調べて書いても10ページ程度しか書けなかったと。
その場合、1段階抽象化して、「小型犬」の記事を書くことにすると・・・小型犬の具体例として、チワワ以外にもたくさんの犬が出てきます。
それぞれチワワ同様10ページ書けるとすれば、コンテンツの量は一気に増えることになります。
同ジャンルで一気に、記事ネタを増やすことができるわけですね。
これはパワーサイトを作る上で、有用な方法だと思います。
ずらしキーワードへの活用
次に、抽象化・具体化を「ずらしキーワード」を見つけるために活用してみましょう。
抽象化の活用
まず抽象化のほうですが。
抽象化は「共通点」に注目する見方だという話でしたね。
たとえばある商品をアフィリエイトで扱おうと考えていたとします。
でもその商品には既にライバルがたくさんいると。^^;
その場合、その商品の抽象度を一つ上げて考えれば、「共通点」を持った「似た商品」に気づくことができるかもしれません。
そしてその「似た商品」にはアフィリエイト広告がないとしたら・・・その似た商品をキーワードにしてアクセスを集め、もとの商品へ誘導することができるかもしれません。
これが抽象化の活用。
具体化の活用
次に具体化の活用ですが、これは自分が対象としている「人」を思い浮かべる場合に役立ちます。
たとえば「会社員」を思い浮かべるより。
もっと具体化を進めていって、「男性」「30代」「東京暮らし」「独身」「朝は早く帰りは遅い」・・・等々。
いろいろと具体的な条件をつけていくと、最初「会社員」という何の特徴もない人間像だったものが、いきいきと、実在の人物のように思い描くことが可能になります。
そうなれば、その人が興味を持つ物、好きなもの、嫌いなもの、調べそうなもの、等々、いろいろと思い浮かべることができますね。
そこから色々なキーワードが浮かび上がってきます。
そうなれば、その人物が検索しそうなキーワードで記事を作り、アクセスを集めて、その人物が興味を持ちそうななフィリエイト案件を紹介する、ということができます。
以上が具体化の活用です。
まとめ
商品やサービスの場合は、既に具体的なものが目の前にあるわけなので、抽象化することで発想を広げることができます。
対象とする人物の場合は、とかく抽象的になりがちでそのままだとキーワードの発想につながらないので、具体化することでイメージをいきいきと思い描き、そこからキーワードを拾ってこようというわけですね。
というやり方で、抽象化・具体化をキーワードの「ずらし」にも活用できます。