まあ景気が悪かった頃は、労働環境劣悪でも不思議ではないんですけど、今は景気が良くなっているんですよね?
前にも書きましたけど、有効求人倍率なんて、バブル期を超えてしまったということですから。
【実はバブル以来の好景気!?】有効求人倍率、景気ウォッチャー指数、業況判断指数
景気がいいとは思えない?
でも・・・身近な人に聞いてみると、
「景気が良くなった気がしない」
という答えが返ってくるのが普通なんじゃないでしょうか?
これはどういうことなんだと・・・
実は景気は良くなっていないのかというと・・・いろいろな経済指標を見る限りは、景気は良くなっているようですよね。
ということは、そこから導かれる答えは、
「働く人に利益が分配されていない」
ということになりそうです。
つまり今は、会社は儲かっていても、従業員は不景気の頃と同じように働いてもらっているという状態。
海外の反応
海外の反応を見ると、こういうものがあります。
↓これと同じことをガーナの人たちも口にします。「日本は観光に行く国であっても働きに行く国じゃない。同じアジアでもベトナム、シンガポールや台湾のほうが労働環境もいいしペイもいい。」と。日本が労働買い手市場だったのはせいぜい20年くらいまでのことでは。今はそっぽ向かれています。
— 豊田憲子/NorikoToyoda (@saltykiss) 2017年8月22日
海外労働者が同じこと言って、みんな帰って行きます。今月もドイツのエンジニアが「日本は働く国ではない」って帰りました。 https://t.co/bijHBGgjr2 — Ancy (@lazulirose_ancy) 2017年8月22日
はい、評価がひどいですね。^^;
「日本は働く場所ではない」
と。
昔は・・・アジアの人々から見れば、日本は競ってで稼ぎに行きたいような「働くのに最適な場所」だったんですよね。
環境は良いし、給料も高いということで。
ところが現在は、そのアジアの人々ですら逃げ出す労働環境です。
そしてそういう労働環境で、我々日本人は働かされています。
「それが普通」
と思い込まされて。
景気がいいにもかかわらず!
情報操作
なるべく安い賃金で長時間働いてほしい・・・
そのためにも、一般の人には、
「今も別に景気は良くない」
と信じてもらっている方が好都合なんです。そのための情報操作だってあります。
このような情報操作です。

これはひどいと思いませんか?
アメリカのフィナンシャルタイムズは、「アベノミクス成功:IMF宣言」と伝えているのに、日本の新聞は「目標未達:IMF指摘」と伝える。
これはなんなんだと。
黙って言われたとおりに働け
「景気が良い」というのが一般的な認識になると、働く側は強気になれます。
「給料を上げてほしい」
「環境を良くしてほしい」
と言いやすくなります。
ところが、「景気が悪い」というのが一般的な認識だと、雇う側が強気でいられます。
「仕事があるだけでもありがたいと思え」
「黙って言われたとおりにやれ」
と言えるわけです。
なので景気が良くなっても、大多数の「一般の人」にはなるべくそれがわからないように仕組まれています。
上記新聞記事のような言葉の選択による印象操作は日常茶飯事。
それだけでなく、日々「不安を煽る」ようなニュースが伝えられていると思います。
それはなぜかというと、
「今の職場をクビになったら、他に仕事はない」
「生活できなくなる」
「だから黙って働け」
と、無意識の層に刻み込むためです。
破壊される前に手を打つべし
こうして私たち日本人は、外国の人が逃げ出すほどの労働環境でも、従順に働き続けることになります。
心身を破壊されるまで働き続けることになります。
その結果が、「先進国中第1位」の自殺率、ということになります。
注記:ただ、自殺者もここ数年は激減していて、これも「景気が良くなっている」ことの証拠だと考えられます。アベノミクスは「成功」しているんです。
「景気は良くない」
という情報操作、印象操作は、
「社畜量産プロジェクト」
と名付けても良いようなものです。
これによって、「一生奪われ続ける」人々を量産します。
ここから抜け出すには、まずこの「操作」を認識し、不安を打ち破った上で、「自ら稼ぐ力」を身につけるしかありません。