YouTubeアドセンスとサイト、ブログでやる通常のGoogleアドセンス、同じかと思ったら実は大きな違いがあります。
ここでは、
- 仕組みの面から見た違い
- 収益面から見た違い
2つを見ていくことにしましょう。
このページの内容
仕組み面での違い
まず仕組み。
いちばん大きな違いは・・・
最大の違い…アカウント
YouTubeアドセンスの場合、審査に合格しても、「そのYouTubeアカウント」でしか、アドセンスを表示できません。
これをGoogleアドセンスでは「ホスト型AdSenseアカウント」と呼んでいます。
別のYouTubeアカウントを開設してもアドセンスは表示できませんので、また審査を受けることになります。
それに対して、サイトで行う通常のGoogleアドセンスは、そのサイトで審査に通過してしまえば、別のサイトに表示できますし、どのYouTubeアカウントにも表示させることができます。
「ホスト型AdSenseアカウント」に対してこちらは「フルアカウント」と呼ばれます。
なので、アドセンス審査を通すなら、独自ドメインのサイトで通したほうが、メリットが大きいということになります。
広告の仕組みの違い
もう一つ、仕組み的な違いとしては、表示される広告の違いがあります。
サイトの場合は、クリックされなければ報酬は発生しませんが、YouTubeの場合は・・・
動画の広告ってありますよね。あの、テレビCMみたいな感じの。あの広告は、クリックされなくても、全部見てもらうだけで報酬になります。
正確に言えば、見てなくても全部再生されるだけで報酬が発生します。^^;
YouTubeなんて、何かのついでに見ていることが多いですので、そういう広告もそのまま流してしまうことが多いですから、報酬は発生しやすいといえます。
以上、仕組み面での違いでした。
収益面での違い
次に、収益面での違い。
サイト…なかなかクリックしてもらえない
サイトの場合、クリックされなければ収益が発生しませんが、最近は、
「アドセンス=広告」
という認識が広まったせいか、なかなかクリックしてもらえません。サイト訪問者はあくまで「能動的」ということ。
だから「けっこうアクセスはあるのに、報酬は思ったほどじゃないな」という感想を持つ人も多いです。
YouTube…半ば受動的
それに対して、YouTubeアドセンスの場合は、上述のごとくクリックされなくても報酬が発生するものがあります。
その上、YouTubeの視聴者は「半ば受動的」とも言えます。
どういうことかというと、最初の動画こそ検索して探しますが、その後は、他のことをしながらだったりするので、CM風広告をわざわざスキップしないことが意外に多いんです。
そして、YouTubeには「自動再生」という仕組みがあります。
ある動画が終わっても、それに関連する動画が自動的にスタートするものですね。
となるとますます受動的になります。もう、テレビ感覚で動画を再生しっぱなし、ということもあります。
一つ終わっては自動再生、また一つ終わっては自動再生の繰り返し。
当然、広告の方もそのまま流しっぱなし、ということになりやすいです。
だから意外に報酬が発生しやすいことになります。
ということですので。
記事作成も動画作成も、おなじくらいできる、という人であれば、どちらかといえば、YouTubeアドセンスの方が、
「労力の割に報酬が発生しやすいよね」
という感想を持つのではないでしょうか。
それぞれのメリット・デメリット
以上のことから、YouTubeアドセンスと通常のGoogleアドセンスのメリット・デメリットをまとめてみましょう。
【通常のグーグルアドセンス】
メリット…審査に通れば他のサイトやユーチューブチャンネルでも広告を表示できる
【YouTubeアドセンス】
メリット…サイトよりアドセンス報酬が発生しやすい
デメリット…YouTubeアカウントで審査にパスした場合、そのアカウントでしか広告を表示できない