まあそんなこと、大学で研究してもらわなくても、私たちの実感としてわかることです。
「お金で幸せは買えないが不幸は減らせる」なんて、ブリティッシュ・コロンビア大学なんてところで研究して判明したとかいいますが。
「お金で不幸は減らせる」
これは明らかでしょう。わざわざ大学で研究しなくても。
幸せは買える
それに、
「幸せは買えない」なんてことはないでしょう。
不幸が減っているということはその分幸せになっているということなんだから。
でもなぜか
「お金は幸せで買えない」っていう決まり文句を言いたがる人は多いんですよね。これも洗脳の成果でしょう。
まあそれは置いておいて。
お金で幸せは買えるし、不幸は減らせる。
「ヘリクツ」を言ってみても無益
もちろん究極的には「心の問題」ですよ。
お金なんて全く無くたって幸せな人はいるでしょうし、逆に使い切れないほどのお金を持っていたって不幸な人はいます。
でもそんな、極論を言ってみたって仕方ないでしょう。精神的なレベルが最高の人と最低の人を例として出したって仕方ない。
私たちが知りたいのは、ごく普通の一般的な人はどうか、ということ。
つまり「私たち」はどう感じるかということ。
もちろん厳密にいえば幸せは心の状態だから、心の状態それ自体をお金で買うことはできませんよ。でもそんなことは言ってみても意味のないことでしょう。
意味のない理屈はヘリクツと呼ばれます。
まさに学者的な、暇人の議論です。
お金によって何らかの状態を手に入れることで、幸せを感じることができる、そんなことはいくらでも思い浮かぶことでしょう。
ブラック企業に勤めている場合
例えばひどい職場に勤めていて。
休日出勤もサービス残業も当たり前、1日の平均睡眠時間は4時間で、その上、職場では人格を否定されるようなことも日常茶飯事。
「嫌ならいつやめてくれてもいいんだよ」
「代わりならいくらでもいるからな」
「おまえなんてやめてもどうせ行き場所はないだろうけどな」
身も心もボロボロだけど・・・この仕事をやめて他に仕事があるのかどうかもわからないから、仕方なく耐え続けている・・・
もう、生きるのがつらい、死んだほうがマシかも・・・
そんな人が突然、宝くじに当たるなどして10億円手に入れたら?
一瞬で幸せな気分になれるはずです。一瞬で「人生バラ色」になるはず。よほど変わった人でなければ。
あの嫌な上司に思う存分反論してやることもできるし、いつでもあの嫌な職場をサヨウナラできる。
これ、十分「お金で幸せを買えた」って、言えますよね。
それから。
家庭内に問題がある場合
例えば家庭内の問題。
家の中がいつもギスギスしている、夫が、妻が、父が、母が、いつもイライラしている。
これにしたって、お金がないせいで心の余裕がなくなっていることが原因、ということが大半でしょう。
そりゃあね、「来月の生活費どうしよう」なんて常に思っていれば、心の余裕なんてなくなりますよね。
心の余裕がないから些細な事で衝突したりするわけです。これも、お金が十分にあるだけで、回避できる可能性は飛躍的に高まります。
子供から見て・・・親が怖い。いつもイライラしているし殴られることもよくある。珍しくもない話です。
これも、お金がないから睡眠を削って必死に働いて、親の心が不安定になっているから、ということが圧倒的に多いでしょう。
逆に、お金が十分あるなら、十分な収入が保証されているなら、そんな無理して働くこともないし、心が不安定になることも避けやすくなる。
休みの日なんかは家族みんなで旅行にも行ける。楽しい思い出をたくさん作ることができる。
これも十分、お金で幸せを買えていますよね。
お金がないだけで、それ全てひっくり返るわけですから。
それから例えば。
少子化の原因
少子化っていいますよね。
これ、子供が減っているというより、結婚できな人が増えていることが問題なんです。
「経済的に余裕がないから、とてもじゃないけど結婚できない」
特に男性はそう考えるし、女性は「結婚するなら経済的に余裕がある人」って考えます。当たり前です。
それで結婚できない人が増えている。だから少子化も進む。
だからお金がない人はいつまでも一人で孤独で、しかも貧乏で不健康で楽しみもほとんどない。親の期待に応えられず、孫の顔も見せることができない・・・
一方、お金が十分あるというだけで、結婚の機会に恵まれ、子供にも恵まれ、自分の親を喜ばせることもでき、幸せな家庭生活を送ることができる。
お金がある人とない人で、まったく違いますよね。人生がまったく違ってくる。
だから。
「お金で幸せは買えない」
なんて、刷り込まれた常套句を言って、わかったつもりになるのはやめたほうがいいです。
お金で幸せは買えますよ。ごく普通の人であれば。