最近、グーグルアドセンスからこういう知らせが届く、という情報をいただきました。
「こちらの AdSenseアカウントを通じてお客様が収益化されているサイトの中に、正しいサイト運営者ID が ads.txtファイルに設定されていないものがございます。10月中旬より、ads.txt ファイルに正しいサイト運営者 IDが含まれていないサイトに対しては、広告の配信を停止いたします。つきましては、サイトの収益化に問題が生じないよう、ads.txtファイルを直ちに更新されることをおすすめいたします。」
こんなメールが届くと
「なにこれ?」
って思ってしまいますよね。^^;
だって今までそんな話なかったから。
ads.txtファイルとは
で、調べてみたところ、Googleではこのように説明されています。
「認定デジタル販売者(ads.txt)は、IAB が提唱する、プログラマティック広告の透明性を向上させるためのイニシアチブです。」
いや、これ読んですぐに意味が分かる人は少数派でしょう。^^;
「ads.txt ファイルを使用すると、特定のドメイン、アプリ、動画から配信されたと見誤らせるような偽の広告枠から自社のブランドを保護できます。」
とのことなので、まあ
「誰かがあなたのサイトの『偽サイト』を作って『偽広告枠』を売って、あなたのサイトの評判を貶める」
なんて事態を防止する、ということなのでしょう。
アドセンスをやる上で必須か?
それでそういう技術的なことより、私たちにとって大事なのは。
「アドセンスをやる上でads.txtファイルって必須なの?」
ということですよね。
これはGoogleさんによると
「ads.txtの使用は必須ではありませんが推奨されます。」
ということになっています。その理由としては上記の通り「自社のブランドを保護できる」からです。
なので
「ads.txtファイルがないから規約違反! アカウント凍結!」
ということにはなりませんので安心してください。
必須ではないということで、現時点では特にファイルをアップする必要もありません。
下手にやって間違っていると、冒頭紹介したような連絡が届くことになるでしょうから。^^;
もちろん将来的にどうなるかはわかりませんので、それはチェックしていく必要はありますけど。
では次。
ads.txtファイルの設置の仕方
ads.txtファイルの設置の仕方について、ですね。
これも上記のGoogleさんのページに書かれていますが、こちらでも簡単にまとめておきましょう。
もちろんこれ「アドセンスの場合」ですよ。他の広告システムだと違う内容になります。
ということで。
まず「ads.txt」というファイル名でテキストファイルを作ります。
そのファイルの中に、以下のことを記入します。
google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0
「pub-0000000000000000」の部分は、あなたの「サイト運営者ID」にしなければなりません。
サイト運営者IDは自分のアドセンスコードの中にも書かれているし、アドセンス管理画面にログインして「アカウント情報」で確かめることもできます。
このファイルができたら、あとはこれを「ルートドメイン」にアップするだけです。
というサイトURLなら、
http://aaaaaaa.com/ads.txt
となるように、FTPソフトでads.txtファイルをアップするということです。
それでこれ・・・
自分でサーバーを借りて、WordPressなどでサイトを作っている場合は簡単にできるんですけど・・・
無料ブログの場合
「無料ブログの場合はどうするの?」
って、思いませんでした?
冒頭示したようなグーグルアドセンスからの連絡が届いたのは
- シーサーブログ
- A8ファンブログ
- ソネットブログ
この3つのようです。
で、この3つの無料ブログでの対応はどうなっているかというと・・・
無料ブログなので、ads.txtファイルを自分で作ることはできません。
だから、シーサーとA8ファンブログではads.txtファイル自体を全て削除することで対応したようです。
残りのソネットブログはこれからの対応待ちということになります。
どちらにしても、無料ブログはこのようなリスクもありますので、本格的に育てていくなら、「WordPress+独自ドメイン」がお勧めです。