いや、そういうご質問をいただきまして。
「仮想通貨ってMLMなんでしょうか?」
って。^^;
どういう意味かよくわからなかったのですが、調べてみると、MLM的な展開をしているものもあるようですね。
仮想通貨がMLMに見えるパターン
「これMLMなんじゃない?」
と思われそうなパターンとしては以下の3つがあるようです。
- 取引所口座開設のアフィリエイト
- 仮想通貨の連鎖販売
- マイニング組織のMLM的展開
それぞれ説明していきましょう。
取引所口座開設のアフィリエイト
これに関しては、多くの取引所がやっていますね。
サイト訪問者を、取引所ホームページに誘導して、口座開設してもらえたら、アフィリエイト報酬が支払われる、という形。
まあこれはMLMではなくアフィリエイトなのですけど、世の中にはアフィリエイトとMLMがごっちゃになっている人もいますので、MLMと思う人もいるのかもしれません。
そうそう、アフィリエイトと言っても、仮想通貨関係の情報商材のアフィリエトもありますね。
これも「ごっちゃになってる」系の人にとってはMLMに見えるのかもしれません。
仮想通貨の連鎖販売
これは、通常のMLMで扱う商品を仮想通貨に変えただけのものです。
自分の下にいる「ダウン」さんが増えれば増えるほど、自分の利益が増えるという仕組みですね。
で、扱う商品が「仮想通貨」というだけのことです。
これのすごいところは・・・本来MLMでは実体のある商品を扱うわけですので、その商品を開発したり製造したりするコストは必要なわけです。
ところが仮想通貨には実体がない。しかも、作るだけなら誰でも作ることができます。私でも作ることができます。
ほとんどコストゼロで仮想通貨を作って、それをいかにもすごい仮想通貨のように宣伝して、うまくいけば・・・
MLMのシステムによって多くの人に販売し、莫大な収益を上げることができるかもしれないということです。
奇跡的にうまく行けば、その仮想通貨が流通するようになり、有名な取引所で取引されるようになり・・・価値が暴騰するかもしれません。^^
ただ「実体がない」という点で・・・私がインターネットビジネス初心者の頃に騙されかけた「MLI」というのを思い出します。^^;
これは「投資商品」を扱うMLMということですが、その投資商品には実体がないんです。
単に「投資してます」と言っているだけ。
だからよくわからない仕組みで、さすがの私もそれには騙されませんでしたが、自称「フィナンシャルプランナー」も人に勧めていたので驚いたものです。
マイニング組織のMLM的展開
マイニングというのは「採掘」という意味ですけど、仮想通貨を何処かから掘り当てるわけではありません。
仮想通貨取引の計算に協力することでいくらかの報酬を得るという作業です。
で、マイニングするにはコンピューターが必要ですが、一人のパソコンでは効率が悪いので、組織的にやりたいわけです。
その組織を作るためにMLMの仕組みを利用しようというわけですね。
別に、MLMではなくてもそういう組織の人員募集はありますが、じゃあどうやって見分ければいいのかというと・・・
MLMの場合は、なんらかの「商品」があるはずです。だから加入するためにお金を払うことになるでしょう。
たとえばマイニングに必要なノウハウが有料だったり、マイニングに使うパソコンだったり。
MLM形式でマイニングの組織を広げるとなると、マイニングで利益を上げるというより、その商品を売ることで利益を上げることがメインになりそうです。