若者のパソコン離れと言われますが、これは世代別の所有率とか所有台数の平均を見ても明らかなようです。
そのことが即「使えない」という結論に結びつくものではありませんが、スマートフォンの普及を考え合わせれば、そう推測するのが自然でしょう。
「使えない」のではなく「使わない」?
「スマホだけで事足りるから、『使えない』んじゃなくて『使わない』んだよ」
という考え方もありますが、パソコンのメリットもわからないところで「事足りる」と言ってみても始まらないわけです。
そりゃ、LINEやってツイッターやってYouTube見てアプリゲームやって…くらいなら事足りるでしょうけど。
「パソコンなんて、就職してからでもすぐ覚えるでしょ」
という考え方もあります。
確かに、それはありますね。
ただそれだと、エクセルだのワードだのパワーポイントだのといった、「会社が要求するソフトが使えるようになる」だけにとどまるでしょう。
パソコンを利用してやりたいことをいろいろ自分で発想して試してみる、ということにはならないでしょう。
「パソコンを利用して自分のやりたいことを自由に発想し、試す」というのはやはり、子供の頃からパソコンに触れていないと難しいでしょう。
その点で気になるのが・・・
欧米との大きな差
「13歳から15歳の子供のうち、パソコンを持っていない人の割合」
です。
2013年のデータでは、日本の場合、この数字が7割になっています。
中学生の7割がパソコンを持っていなかったということです。
それに対して、欧米では「パソコンを持っていない」という中学生は1~2割しかいません。
これはすごい差です。
「パソコンを利用して自分のやりたいことを自由に発想し、試す」という点で、欧米人と日本人で大きな差がついても何の不思議もありません。
日本人はパソコンが使えると言っても、会社に言われたソフトが使えるレベルで終わることがほとんど。
実際、「パソコンが使える」と聞くと、エクセルとかワードとか、そういうのを思い浮かべる人が多いんじゃないでしょうか。
それに対して、子供の頃からパソコンに触れている欧米人は、自ら主体的にパソコンを利用できているということになるでしょう。
ネットビジネスへの影響
じゃあネットビジネスへの影響はどうかというと・・・
ネットビジネスの中でも、アフィリエイトへの影響はかなりあると思います。
アフィリエイターのやることといったら調べることと書くことですけど、どちらもパソコンは得意ですがスマートフォンは苦手ですよね。
スマホでも調べられますけど、あの狭い画面ではパソコンと比べるまでもなく情報量が少ないし、情報と情報を比較するのも大変です。
そんな環境では調べるのも面倒になって、「調べる」ということが習慣化できません。
検索すれば一発でわかるようなことでも、人に尋ねて答えをくれるまでぼーっと待っている・・・という人もけっこういます。
また「調べる」ことにも増してスマホが苦手なのが「書く」ことです。
入力装置も貧弱だし、画面自体狭いので、文章の広い範囲を見渡すことができません。
これでは文章を書くことが難しくなり、王道的なアフィリエイトなんてやる気も起きないでしょう。
その結果、「1日1タップで稼げます!」みたいなツールに騙される人も出てくるというわけです。
ということですので、このまま若い人のパソコン離れが進んでいけば・・・アフィリエイトを本気でやる人はどんどん減っていくのではないかと考えられます。
となると・・・
パソコンの扱いに慣れていて、すでにアフィリエイトに取り組んでいる人はチャンスが広がっていくということになりますね。^^