内部リンクは昔からSEOに有効だと言われていましたが、昔と今では若干その重点が変わっています。
昔の内部リンクSEO
昔はどうだったかというと、もっぱら「機械目線」でした。
つまり、
・クローラーを回す
・リンクパワーを送る
・キーワードにSEOかける
という考え方から、内部リンクを扱っていました。
もちろん現在でも、どれも大事なことではありますが、でも今はそれ「だけ」では効果はほとんどなくなってしまいます。
じゃあこれら以外に何を考えないといけないかというと・・・
現在忘れてはならないこと
上に「機械目線」と書きましたので、残りはもちろん「人間目線」ですよね。
つまり
「訪問者にとって意味のある内部リンクでなくてはならない」
ということです。
クリックしてもらえるような内部リンクでなくてはSEO的にも意味がないということ。
訪問者にとって意味のある内部リンクであれば、まず単純にページビューが増えます。
そうすると、
「訪問者が直帰してしまうのではなく、いろいろ見て回りたくなるような情報があるサイトなんだな」
ということでGoogleから評価されやすくなります。
ロングテールからビッグワードへ
また、内部リンクによって、特定のページに多くのアクセスを流した場合、
「多くの人が読みたくなるようなページなんだな」
ということで、そのページ自体が上位表示しやすくなったりもします。
たとえば、最初はロングテールアクセスを集めているだけのサイトでも、そのアクセスをトップページに集めることでトップページの評価が上がり、トップページのビッグキーワードでも上位表示できるようになる、ということが起こるわけです。
「当たり前」になってきた
でもまあ考えてみますと・・・
昔の「リンクパワーを送る」とか「クローラーを回す」なんて考え方のほうが特殊なんですよね。
そんな特殊な考え方が重視された時代から、「訪問者が便利なように」というごく当たり前の考え方へと変わったというだけのことです。
その意味では、SEOも昔に比べると「普通の人にとって理解しやすいものになった」と言えるのではないでしょうか。
こんな勘違いに注意
ただこれを、意識的に利用するとなると上述のように「上位表示させたいページにアクセスを流す」ということになるのですが、ここで勘違いする人も出てきそうです。
つまり
「アクセスを流せばいいんでしょ」
とばかりに、「だましリンク」的なことをやってしまう人もいるんじゃないかということ。
でも「人間目線」のSEOを考えれば、これは間違っていることは明白です。
せっかくアクセスを流しても「だまされた」と思われて、即離脱されたのでは逆効果になりかねません。^^;