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なぜデイトレ、スキャルピングか
まず、長期トレードではなく「なぜデイトレなのか」ということですが、これは単純。
日をまたぐと何が起こるかわからないからです。
たとえば個別株を買ってそのまま持っておいたとしましょう。
で、順調に上がってきたかなというところで、相場の開いていない夜の間になにか大事件が起き、次の日はストップ安に張り付いていた・・・
なんてことは珍しくもありません。
何ヶ月かかけて、やっと利益が出てきたのに、そういう事件一発で利益が帳消しにされる・・・
それで、いくらがんばっても資金が増えない・・・
そういうことになりがちです。
それで焦ってしまって、ツイッターなどで煽られている銘柄をジャンピングキャッチして大損・・・よくあるパターンです。^^;
損切さえさせてもらえない事態
なのでその日のうちに手仕舞えるデイトレがリスクが低いということになります。
リスクが低いというか「自分でリスクを制御できる」というべきですね。
上述のような、
夜中に大事件→次の日ストップ安張り付き
では、損切もさせてもらえないわけですから、自分でリスクを制御することが難しくなります。
ということでデイトレが望ましい。初心者であればなおさら。
で。
デイトレというとすぐに思い浮かぶのは個別株だと思います。
個別株デイトレはサラリーマンには難しい
個別株を対象としたデイトレード。
でもこれ、サラリーマンには難しいですよね。昼間働いている人には難しい。
「出勤前と昼休みにできるでしょ」
なんて言う人もいますが、そりゃできなくもないけど明らかに不利ですよね。
だったら落ち着いて値動きを見ていられるものを扱うほうがいいです。
となるとすぐに思い浮かぶのは・・・FXではないでしょうか。
FXであればむしろ、夜のほうが値動きがいいですから、サラリーマンがチャートを監視するにはピッタリの時間帯です。
FXと日経先物ミニを比べた場合
日経先物がFXより優れている点は、値動きが「素直」というところです。
もちろん個人的な感じ方に過ぎないのかもしれませんが、FXに比べると日経先物ミニのほうがテクニカルに素直に反応するように思います。
じゃあ日経先物のほうがいいのかというと、FXにも利点はあります。それは以下の2つです。
- より少ない資金でトレードできるので練習しやすい
- 複利の効果を活かしやすい
複利の効果を活かしやすいというのは、少ない資金でトレードできることに関係しています。
日経先物ミニは10万円程度で1枚=最小単位をトレードする感じですので、2枚トレードするためには資金を20万円まで増やさなければなりません。
ところがFXは少ない資金でトレードできるので、10万円が11万円に増えた時点で、トレードする通貨の量を増やすことができます。場合によってはもっと細かく増やせます。
なので、効率よく複利効果を活かせるというわけです。
ということで、FXも日経先物も一長一短です。
まとめ
FXや日経先物をやっていれば「地合い」に敏感になれます。
つまり後々個別株をやる場合にその感覚を活かすことができます。
ということで・・・
よく言われるように、
「初心者にFXや先物は危険」
「初心者は個別株から取り組むべき」
というのは実は逆なんではないかと感じています。
まあFXか日経先物かは好みで決めればいいのかもしれませんが、少なくとも「初心者にとって個別株が最も安全」ということはなさそうです。
個別株のほうが有利になる場合
にもかかわらず、
「個別株のほうが稼ぎやすいよ」
と言われるのは・・・これはある条件に当てはまる場合なんです。
その条件とは、
- 9時から15時までこまめにチャートをチェックできる
- スクリーニング方法を確立している
この2つ。
個別株の場合、銘柄が4000もあるわけですから、大きく値が動く銘柄は毎日あるわけです。
そういう銘柄をスクリーニングによって高い確率で見つけることができ、その上日中トレードできる人であれば・・・個別株はすばらしく稼ぎやすいということになります。