国家公務員の年収・給料は高い?安い?~給与減額は終わったけど…

以前官僚の年収についてこんなことを書きましたが・・・

最終学歴と平均年収に相関関係はあるのか?

確かに、表面的な「年収」はここに書いた程度なんですけど、
でもやっぱり隠れたところで色々と得なことがあるんですよね。

そういう得な部分は、あんまり大っぴらにしません。

消費税とか保険料とかアップして
国民を締め付けているわけですが、

そのお金で「国家公務員はこんな美味しい思いをしています」

なんて、発表できるわけはありません。

さて、国家公務員の年収ですが、
「キャリア」と「ノンキャリア」で大きく違います。

キャリア、ノンキャリアって?

キャリアというのは、あれですね。
私の同窓がたくさん受験している国家一種試験、
これに合格して省庁に就職した国家公務員です。

で、それ以外はノンキャリアといいます。

ちなみにこの国家一種試験ですが、
どれくらい難しいのかといいますと・・・

東大法学部生にとってはそれほど「難しい」という
印象ではありませんでした。

もちろんサボっていると合格できませんが
普通にまじめに勉強していれば、
まあ合格できるかな、という感じのものです。

司法試験のほうがずっと難しいイメージでした。

おっと、話を元に戻しましょう。

キャリア、ノンキャリアの年収

それでノンキャリア国家公務員の年収は
だいたい以下のようになっています。

25歳の係員・・・300万円
35歳の係長・・・480万円
40歳の係長・・・540万円
50歳の課長・・・730万円

じゃあキャリア組の国家公務員は
どんな感じかといいますと・・・

35歳の課長補佐・・・740万円
45歳の課長・・・1220万円
局長・・・1790万円
事務次官・・・2350万円

と、こんな感じのようです。

それで、表面上はこんな数字なんですけど、
ここに諸手当がついて100万円~200万円プラスされます。

さらに、官舎に住むことができますが
官舎はその豪華さに比べて家賃はべらぼうに安いです。
1万円とかその程度。

つまり家賃のぶんも年収にプラスと考えていいですね。

何と言っても安定性抜群

あと、ここが一番大事なところですけど、
安定性抜群ということですね。

もう、無理せずマイペースに
普通に働いているだけで定年まで過ごせます

民間企業のように心身をすり減らして
死ぬ思いをしつつ働く必要はありません。

あ、キャリア組の場合は
そうでもないようですけどね。
仕事は大変だと聞きます。

まあそれでも、よほどのことがない限り
減給もクビもありません。

それで毎年順調に給料はアップしていきます。
リストラの心配もさらさらありません。

定年後も、ノンキャリアであっても
お役所関係の団体に再就職できます。

ということですので、
高卒公務員のほうが、
普通の大学を出た会社員よりも
豊かに幸せに暮らせるということになります。

キャリア組国家公務員の役得

キャリアであれば、高額な退職金をもらったあと、
特殊法人や関連民間企業に再就職と退職を繰り返して
数千万円の退職金を何度ももらうことができます。

そうそう、キャリアの場合は、
若いころに「海外研修」もありますね。

これ、海外に行かなきゃならないので大変だな
と思うかもしれませんけど、
手当がおいしいんです。

給料の倍以上の手当が毎月もらえます。

その一方で、給料も普通にもらえます。

だからキャリア組国家公務員にとっては
海外研修は貯金を一気に増やすチャンスです。

財政危機と言っている一方で…

これらは全て、私たちの払っている
税金で賄われています。

親が子供になってほしい職業ランキングなんて
よくみかけますけど、「公務員」は
不動の一位ですね。

それもうなずけます。

私も大学生に戻ったら
公務員を目指すかもしれません。^^;

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