IFD、OCO、IFO、3つともFXではよく用いられる注文方法なんですけど、株では少数派というのが不思議なところ。
メリット大、デメリットゼロ
この3つの注文方法ですが、デメリットはありません。
サラリーマン、OLなど「副業トレーダー」を破滅から救うと言ってもいいくらいのメリットならあります。
ということで、それぞれがどんな注文方法か見てみましょう。
IFD注文とそのメリット
IFDは「If done」の略です。
「もし最初の注文が成立したら、次にこの注文を出す」
という方法。
例えば前の日に、ある株を1000円で指値買い注文したとします。
で、次の日に注文が成立したけど・・・成立したあと暴落して、大損をした・・・なんて経験がある人も多いことでしょう。
これは、専業でザラ場を見られる人なら大丈夫でしょうけど、多くの場合そういうわけにもいきませんから・・・
自分が見てない間に暴落されると手のうちようがないわけです。
ところがIFD注文さえあれば、これを避けることができます。
IFDであれば、
「1000円で買い、それが成立したら、900円で損切り」
という注文を一度に出せるからです。
これならたとえ暴落しても、自動的に損切りをして、損失が膨らむのを防ぐことができます。
なので、IFD注文があるだけでも、サラリーマンはものすごい金額を得することになると思います。
ただの指値注文であれば、「ストップ安までほったらかし」ということになってしまうこともあるでしょうから。
IFDであれば指値注文とその後の損切り注文を前もって出しておけるので心強いです。
OCO注文とそのメリット
次にOCO。
「One Cancels the Other」の略です。
「一方の注文が成立したら他方はキャンセル」というわけですので、つまり「二択注文」ができるわけです。
たとえば1000円で買った株を持っていて、
「1200円になったら利益確定の売り、900円になったら損切り」
という二択注文を前もって出せるのがOCO注文です。
この注文方法も、損切りで損失を限定しつつ、突発的に株価が高騰したときに、そのチャンスを掴むことができます。
通常の注文ではどちらか一つしかできませんから、予想が外れた場合、損失が膨らむか、チャンスを逃すかすることになりますが、OCOで両方に備えることができるわけです。
これも便利な注文方法ですね。
IFO=IFD+OCO
最後にIFO注文。
これは単純で、IFD+OCOです。
つまり、
「最初の注文が成立したら、その後に二択注文を出す」
という方法。これを自動的にやってくれます。
これなら指値買いが成立したあと、突発的に上がってもチャンスを逃すことはありませんし、下がっても損失が膨らむことはありません。
非常に便利。
これら注文方法が使える証券会社
だから、ザラ場を見ることができない副業トレーダーは是非、IFD、OCO、IFO注文ができる証券会社を使いたいところですが・・・
これまたあんまりないんですよね。^^;
ほんと、サラリーマンを破滅から救うと言っても過言ではない注文方法なのに、使える証券会社が少ない。
調べたところ、
- カブドットコム証券
- マネックス証券
この2つだけのようです。
私が長年使っているSBI証券も実装してくれないかなぁ・・・。