現在最も注目されている(と私が思っている)4つのレンタルサーバーを比較します。
エックスサーバー、MixHost、カラフルボックス、ConoHa WING、この4つです。
・初めてのレンタルサーバー
という場合、現時点でのおすすめは「カラフルボックス」です。
以下に挙げる「アピールポイント」がその理由となると思います。
4サーバーそれぞれの注目メリット
ということで、それぞれのレンタルサーバーの「最も強いアピールポイント」を挙げます。
【エックスサーバー】
・2003年から続く長期ド安定サーバー
・ドメイン取得あり
【MixHost】
・最先端のサーバースペック
・初期費用なし
・データベース無制限
・アダルト可
【カラフルボックス】
・最先端のサーバースペック
・初期費用なし(条件あり)
・無料期間30日
・他サーバーの半額以下の格安プランあり
・データベース無制限
・ドメイン取得あり
・アダルト可
【ConoHa WING】
・「最速」という評判が多い
・時間単位の料金
総括
これだけ見ると「エックスサーバーのメリットが弱い」と思うかもしれませんが、長期ド安定というのは、現時点では真似のできない大きなメリットです。
真似するためにはそれ相応の年月が必要なわけですから。今すぐ真似は不可能。
サーバーの性能やサービス内容という点を見ると、MixHostとカラフルボックスが競って強化をしています。
なので両サーバーの公表性能はそっくりです。
では各ポイントを詳しく見ていきます。
※それぞれ以下のように略しています。
エックスサーバー…エ
MixHost…M
カラフルボックス…カ
Conoha WING…C
初期費用
エ:3000円
M:0円
カ:条件付き0円
C:0円
カラフルボックスの「条件」というのは「3ヶ月以上の契約」です。
ただ、カラフルボックスの場合、無料期間が30日もあるので、30日使って気に入れば、より月額が安くなる長期契約をするでしょうから、この「条件」はほぼ無視できますね。
月額料金(長期割引込み)
エ:900円(3年契約)
M:880円(3年契約)
カ:880円(3年契約)
C:1200円
ConoHa WINGは「1時間2円」という料金システムが売りですので、長期割引というのはありません。
カラフルボックスは、他と同レベルのプランを選んで880円となっていますが、これよりひとつ下の格安プランもあり、そちらだと月額480円です。
無料お試し期間
エ:10日間
M:10日間
カ:30日間
C:なし
ここではカラフルボックスが圧倒的です。
この無料試用期間に加え、格安プランがあること、サーバーの公表性能が高いこと、サポートも充実していることが、「初めてのレンタルサーバー」に最適な理由です。
プランのアップ&ダウングレード
エ:時間がかかる
M、カ、C:即変更可能
エックスサーバーは昔ながらのサーバーのせいかこの点では不利です。
また、エックスサーバー以外のサーバーは、アップグレードすれば転送量やディスク容量のみでなく、CPU性能などもアップします。
ConoHa WINGには「自動プランアップ」という機能があります。アクセスが急に増えてきた場合など、自動的にアップグレードしてくれるので便利です。
アダルトサイト、出会い系サイト
エ、C:不可
M、カ:可
アダルトサイトや出会い系サイトを作ろうという人にとっては決定的に重要なところです。
昔はアダルト可のレンタルサーバーを見つけるのに苦労したものですが、便利になりましたね。^^
バックアップからのサイト復元
エ、C:有料
M、カ:無料
何かのトラブルでサイトを構成するファイルやデーターベースが消えてしまった時、バックアップからの復元は非常に重要です。
ここが有料だと、支払手続きでサイトの復元に手間取ってしまうことになりかねないので非常に不利です。
サイトが表示されなければアクセスはありえず、報酬も発生しないのでアフィリエイターにとってはとても大事な部分ですね。
ドメイン取得と登録ドメイン数上限
エ、カ:ドメイン取得可
M、C:ムームードメインなどを利用
登録ドメイン数はどこも無制限。
エックスサーバーとカラフルボックスは、ムームードメインなど他のサービスでドメインを取得しなくても、エックスサーバー内、カラフルボックス内でドメイン取得ができます。
その分ドメインとサーバーの紐付けも簡単で、初心者にはやさしいです。
データベース(MySQL)作成上限
エ:50個
M:無制限
カ:無制限
C:60個
WordPressを一つ立ち上げるにはデータベースが一つ必要なので、データベースがたくさん作成できるに越したことはないですが・・・まあ50個もあれば十分ですよね。^^
表示速度について
速度に影響を与えるサーバーソフトですが・・・
エ:nginx
M:LiteSpeed
カ:LiteSpeed
C:nginx
サーバーソフトにはLiteSpeed、nginx、Apacheとありますが、この順で新しいです。つまりLiteSpeedが最も高性能ということ。
でも表示速度を測ってみると、Conoha WINGが最速という結果が出たりします。
測定方法によってはエックスサーバーがトップになったりもします。
なので上記4つのレンタルサーバーの場合、速度に関してはどこを選んでも大丈夫でしょう。
ただ「速度はどうしても気になる」という場合は、自ら「国内最速」を掲げているConoha WINGを選ぶといいのではないでしょうか。
だって、自ら「最速」と言っておいて遅かったら評判ガタ落ちですから、その点は最優先で強化してくるはずですので。
転送量上限
エ:日70GB
M:月2TB
カ:月2TB
C:月2.5TB
1日上限方式と1ヶ月上限方式で何が違うかと言うと、トレンドキーワードなどで一時的にアクセスが爆発した場合、1日上限方式では簡単に上限にひっかかってしまうということです。
そうなるとアクセス制限がかかり、アクセスを強制的に減らされることになります。
1ヶ月上限方式なら、一時的なアクセス爆発で制限をかけられてしまうことを回避できます。
簡単インストール機能
エ:
・WordPress
・EC-CUBE
・PukiWiki
M:
・WordPress
・Drupal
・Joomla
・concrete5
・Movable Type
カ:
・WordPress
・Drupal
・Joomla
・concrete5
C:
・WordPress
・EC-CUBE
この点は、WordPressが使えれば十分ですので、どこのサーバーもOKということになります。
無料SSL
どのサーバーも可能。
SSLというのはサイトと閲覧者との通信を暗号化する技術のことですが、今や必須のものです。
簡単に言うと、サイトのURLが「http」ではなく「https」から始まるものに変えるということ。
これは今回取り上げた4つのサーバーならどこも無料で可能です。
ただMixHostとカラフルボックスは、特別な操作もなしに最初から「http」「https」どちらも使えるようになっています。
サポート
エ:電話、メール
M:メール
カ:メール、個別フォーラム、チャット※上位プランのみ電話あり
C:電話、チャット、メール
「何かのトラブルでサイトが表示されない!」なんて時は、一刻も早く解決したいのですが・・・その場合は電話やチャットで即対応してもらえればとても助かります。
まとめ
以上、現在注目されているエックスサーバー、MixHost、カラフルボックス、ConoHa WING、4つのレンタルサーバーについて、重よな点に絞って比較してみました。
私は2006年からずっとエックスサーバーですが、特に不満もなく、トラブルもなく、使い慣れていますのでこのまま使い続けるつもりです。
引っ越しは大変ですからね。^^;
でも、これから初めてサーバーを借りる、というのであれば上述のように色々と選択肢がありますので、ニーズに合ったところを選ぶといいでしょう。
まとめとして、もう一度注目メリットを挙げておきましょう。
【エックスサーバー】
・2003年から続く長期ド安定サーバー
・ドメイン取得あり
【MixHost】
・最先端のサーバースペック
・初期費用なし
・データベース無制限
・アダルト可
【カラフルボックス】
・最先端のサーバースペック
・初期費用なし(条件あり)
・無料期間30日
・他サーバーの半額以下の格安プランあり
・データベース無制限
・ドメイン取得あり
・アダルト可
【ConoHa WING】
・「最速」という評判が多い
・時間単位の料金