株とかFXとかは、人それぞれの勝ち方があって、勝っている方法であれば「どれも正しい」というのが実際のところのようです。
でも、そんなにいろいろと「勝つ」方法があるのに、なぜ多くの人は負けてしまうのか、「株やFXは危険」なんて言われてしまうのか、ということですよね。
その理由はおそらく以下のとおりです。
「即退場」を繰り返す
たとえば、株をこれから始めようという場合。
多くの人は
「一発当ててやるぞ」
と。(笑
そう思って始めるんじゃないかと思います。
それで、無理なポジションを取って、予想以上に大きな損失を出して怖くなり、
「ああ、やっぱり株は危険なんだ、やめよう・・・」
となるわけです。
で、またしばらくして「もう一度チャレンジしてみよう」と思ってやってみても、前回と同じ考え方をしている限り、また大きな損失を出して退場、ということになります。
それで結局、
「最終的には負け」
という人が多いので、
「株は危険」
と言う人が多くなるわけです。
じゃあどうすればいいのかと。
「まず生き残れ。儲けるのはそれからだ」
特にこれから株を始めようという人の場合、第一に意識しなければならないのは、ジョージ・ソロスのこの言葉なんだと思います。
「まず生き残れ。儲けるのはそれからだ」
まずこれ、解釈を間違ってしまうと、
「生き残るだけなら、投資なんてしなきゃいいじゃん」
ということになりそうですが、あくまで投資家の言葉として解釈せねばなりません。
そうすると、
「損するな」
「退場するな」
と言う意味に取ることもできますが、そこで止まってしまうと、
「そんなの誰でも思ってるよ!」
ということになりかねません。
大事なのはその後です。
「儲けるのはそれからだ」
と言っていますが、これも表面的に、
「まず生き残るのね、それから儲けることを考えるのね」
という単なる「心構え」と捉えられがちです。
ジョージ・ソロスの名言の真意
でも実は。
「まず生き残れ。儲けるのはそれからだ」
この一行は、心構えを示しているだけでなく、「トレードで勝てるようになる」筋道を示しているんです。
たった一行で。
どういうことかというと・・・
まず生き残る、ということは退場しないでずっと相場に取り組むということです。
そうするとどうなるかというと、いろいろな面で経験値が積み重なっていくわけですね。
たとえば。
一生に一度のチャンス?
わかりやすい例を出しますと、「急騰し始める株」ってありますよね。
これ、あまり経験がないと、
「一生に一度の大チャンスなのかもしれない…」
なんてことが頭をよぎってしまうわけです。
そうするとどうなるかというと・・・かなーり高くなっているにも関わらず、その株に飛びついてしまったりするわけですね。
いわゆるJC、ジャンピングキャッチというやつ。^^;
で、そういう場合、往々にして買ったときが天井で、その後急落するわけですよ。
そして経験がないものだから、どうすればいいのかわからずに右往左往している間に、どんどん損失が膨らむわけですね。
で、退場と。^^;
ところが。
「まず生き残る」
これを実践して、長期間相場に向き合っていると、急騰銘柄を見ても動じなくなるわけです。
「あ、今回は乗り遅れちゃったけど…」
「まあチャンスなんていくらでもあるからね」
と、落ち着いていられるわけ。それで高値で買ったりせずにすむということです。
大事件で株価暴落…どうすればいいの?
また、長く相場と向き合っていれば、いろいろな事件、イベントを経験することになります。
それで、事件やイベントがあった時に、株価がどう動くのか、だんだん見当がつくようになるわけですね。
ところが経験がないと、「どうなるんだろうどうなるんだろう」と不安が募るだけで、どう対処していいかわかりません。
それで、何か事件があって株価が暴落したときなんかに、慌てて底値で売ってしまったりするわけです。
経験がある人はそれをある程度予想していますので、暴落時に、安くなったところで良い銘柄を一気に買い集めたりします。
経験がない人とある人とで、行動が逆になるということです。
また。
それぞれの銘柄の癖がわかる
長く相場に向き合って、いくつかの特定の銘柄を見続けていた場合、もうその銘柄の動きの癖が大体わかってきます。
そうなるとその銘柄ではめったなことで失敗しなくなります。
自分にあった手法が確立される
以上は変化にどう対応するかという例でしたが、
「トレード手法」
という点でも、「生き残る」ことで長く相場に取り組んでいれば、自然と「自分にあった方法」が構築されていきます。
最初に「勝ち方はたくさんある」と書きましたが、生き残っていくことで、どういう手法が自分に合っていて勝ちやすいか、つかむことができるということ。
「生き残る」それだけで、あらゆる面が進化する
つまり、
「まず生き残れ。儲けるのはそれからだ」
生き残ることで、儲ける技術が身につくということです。
生き残って経験を積むことで、多くの面が進歩して、初心者とは比較にならない能力を身につけられる。
だからとにかく生き残って相場に取り組み続けることが大事だと、ジョージ・ソロスは言ってるのだと思います。
「生き残る」
アフィリエイトでもそうですけど、アフィリエイトの場合、株やFXのように大きな損失を出して退場、ということはありませんので、はるかに気楽ですね。^^
アフィリエイトだって、生き残ることで、サイトも自分の知識や能力も向上していきます。
そしていつのまにやら、初心者とは埋めることのできない差ができます。
ただアフィリエイトの場合、大損失を食らってた以上ということはないのに、自ら諦めてしまう人が多いんですよね。^^;
もったいない。