今回は、
- 初動前
- 初動
- 初動後
3つの狙い方を見てみます。
初動前の2パターン
理想を言えば、初動直前にたっぷりと仕込んで、それからドカンと上がってほしいのですけど・・・そういうのってどうやって見つけるのかと。
これについては、「日本株独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法」という本に、2つのパターンが説明されていましたのでそれを見ておきます。
①株価ヨコヨコの場合
②緩やかに上昇している場合
この2つです。
株価ヨコヨコの場合
では①から。
こちらは株価ヨコヨコが続くことで、もう相当出来高が減ったな、というところから注目していきます。
そういうところで、ジリジリと、下値を切り上げるような動きが連日でてきたと。
下値を切り上げると言っても、少しずつ少しずつ、じわじわです。ローソク足も潰れていて短い。
一方、出来高の方は回復せず減り続けるか、それとも少ないままの状態。
- 下値を地味に切り上げ
- 出来高減少または少ないまま
こういうときは、そろそろ急騰が始まることが多いのだそうです。
この場合もう、売る人が少ない、一方で買いたい人が妥協して買い始めているので、下値がジリジリと上がっているとみなすわけです。
売りが枯れた、と。
だからそういうところで仕込んでおくというわけですね。
まあとはファンダも少し確認しておくと、少し安心感が高まるかもしれません。
緩やかに上昇している場合
次、②。
こちらはそもそも、緩やかに株価が上昇しているという銘柄に目をつけます。
そういう銘柄の値動きが止まって、何日もの間、ほとんど値動きがない、上下が潰れたローソク足の日が続くと。
ちょうど「踊り場」だできるような感じです。
一方で出来高が徐々に減ってきている。
- 緩やかな上昇の途中で値動きがない日が続く
- 出来高は日々減少していく
こちらももう、
「この値段では売りたい人がいなくなっている」
「だからここよりは下がらない」
ということで「もうすぐ急騰」とみなすというわけです。
でもですね。
もちろん、上記のようなパターンがでても「何事もなく」終わってしまうこともあります。(笑
「それだと効率が悪いだろう」
と考える人は、初動の日を狙ったり、初動後を狙ったりということになります。
初動
ということで初動の日を狙うパターン。
これもやはり、株価ヨコヨコの銘柄のうち「怪しい」と思ったものをウォッチリストに入れて日々監視しておきます。
時々出来高を急激に上げては長い上髭を作っている・・・でも株価ヨコヨコ、とか。怪しいですよね。
そういうのを監視しておいて、その日が来たら・・・つまり、それまでとはまったく違う大きな出来高を伴って、ドカンと上がる日が来たら、すぐにそれに乗るというわけです。
できればその日のうちに、遅くとも次の日の寄り付きで。
でも。
ここでもやはり、
「次の日、寄り天になるかもしれないじゃない」
と思う人もいます。
初動後
そういう人は最後の手段として、
「初押し」
を狙います。
これが3つ目の「初動後」を狙う作戦ということになります。
初動時はどうなるかわからないのでそこは見送ると。
そして急騰したのを確かめて、それが一旦天井を付けて反転して下がってきたところを狙うというわけです。
ここもやはり出来高を見ておくことが大事で、急騰時の出来高に比べて「明らかに少ない」出来高で下がってきた時に「押し目」を狙います。
大きな出来高を伴って下げてしまった場合は「行って来い」で終わる確率が高まりますので。
じゃあどこまで下がった時にエントリーすればいいのかということですが・・・
これは以前の株価を見て「節目」を参考にしたり、単純に「半値押し」を狙ったり、あるいはフィボナッチラインを参考にしたりということになります。
で、どれがいいの?
ということで。
- 初動前
- 初動
- 初動後
3つのタイミング狙い方を見てみましたけど、
「どれがいいの?」
ということになりそうですね。
どのパターンだって、勝っている人は勝っているんです。
だから結局のところ、自分が「やりやすい」と感じたパターンを練習して、磨きをかけていくのがいいということになります。