1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術(DUKE。東洋経済)~ブレイクアウト手法がなぜ優位性を持つのか

DUKE。さんは・・・いや「。」をつけるのが正式のようですけど、変な感じになるので以後省略・・・サラリーマンをしながら株式投資て何億(何十億?)もの利益を上げたということで、その手法は世の大多数の人に適しているものだと思います。

つまりデイトレではありません

サラリーマンだとデイトレなんかやってられないですからね。^^;

テクニカル→ファンダメンタル

それでその手法というのは・・・まあ書籍のタイトルそのままなのですけど、新高値をブレイクしたところで買う、というものです。

ただ、テクニカルで見てすぐエントリーというわけではなく、まず新高値ブレイクというテクニカルでスクリーニングをし、その後ファンダメンタルも調べて買うかどうか決める、という方法です。

株で何億も稼いでいる人でも、サラリーマンで、兼業で、その手法自体は単純、ということで、「新高値ブレイク投資術」は是非とも読んでみるべきだと思います。

でも、そもそもなぜ新高値ブレイク手法が優位性を持つのかということですね。

ブレイクアウト手法の意味

まず、ブレイクというのはブレイクアウト手法のことですけど、これは、「買い」で入るとするなら、株価が抵抗線を上に突き破ったところでエントリーする、という手法です。

例えば過去に、1000円まで上がってそこで弾き返され、500円まで下がったところで反転、また1000円まで上がってきた銘柄があるとします。

ここで、この「1000円の水平ライン」が抵抗線として機能することが多いんですね。つまり再びここで弾き返される可能性がある。

なぜかというと、以前弾き返されたことで「この辺がこの株の上限だよね」と考えている人が多く、そこで利益確定=売ってしまう人が多いからです。

また、前回1000円になったところで買ったのはいいけど、その後株価が下がってしまって、しかも損切りも遅れて塩漬け状態・・・という人もたくさんいるはずです。

そういう人は・・・再び1000円まで上がってきたところで「ヤレヤレ助かった」と売ってしまう確率が高いですよね。これまで含み損に耐えてきたわけだから。

以上のような理由から一定の株価で売りが増えることになり、そこに抵抗線が形成されるというわけです。

ところが、そういう「売り圧力」があるにも関わらず、その抵抗線を突き抜けて上昇した場合は・・・これは相当な「上昇力」があると推測できるわけです。

抵抗線をブレイクしたあとは、そのまま株価がどんどん上がっていく可能性が高い、というわけですね。

ということでブレイクアウト手法が優位性を持つことになります。

青空へ飛び立て!

さらに加えて「新高値」ブレイクともなれば・・・?

「新高値」は一定期間のうちの「最高値」ですので、その株価より上に「ヤレヤレ助かった、さっさと売ろう」という人が待ち構えているラインがほとんどないということになります。

上場来最高値であればそういうラインは皆無だということになります。その株を持っている人全員が「含み益」を増やし続けている状態です。

そういう状態であれば売り圧力は低く、株価も上昇しやすいということになりますね。

まさに「青天井」、遮るもののない青空に飛び立っていくイメージです。

DUKEさんの「新高値ブレイク投資術」では、株が新高値をつけたあと、「じゃあ何が要因となって新高値をつけたのかな?」とファンダメンタルを確認し、その後エントリーするという手順になっています。

「デイトレなんてやってられない」という人にとっては、大いに読む価値のある本だと思いますよ。

 

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