日本では学歴社会は終わったなんて言われることもありますが
実際はどうなのか、年収の点で見てみたいと思います。
意外に大きな年収格差
厚生労働省の7年前のデータになりますけど、
大学または大学院卒の場合、
1年間の給与の平均は635万円となっています。
それが高校卒ですと431万円になり、
中学卒ですと386万円になっています。
不思議なことに高専卒や短大卒は
高校卒の場合とほとんど同じです。
大卒と中卒で250万円も違うんですね!
これを見ると、
「まだまだ学歴社会だな」
なんて思うかもしれません。
しかしそう判断するのは早いかもしれませんよ。
あくまで「これまで」の話
だってこれにしても過去のデータですから。
現在50歳の人が生きてきた時代は
確かに学歴が重んじられて、
学歴に応じて給与も高くなったのかもしれません。
でも、現在20歳の高学歴の人が、
これから同じように「おいしい」思いができるとは限りません。
昔に比べると確実に学歴の評価なんて
小さくなっていますので。
そして、気をつけなければならないのは、
学歴と年収が関係があると考えられるのは
給与所得の場合だけなんじゃないかということです。
つまり、会社勤めの場合だけ。
学歴を極めてもこの程度
他人に雇われるのではなく
自分でビジネスをやっていく場合
学歴なんて全く関係がありません。
アフィリエイターだって、
中学卒、高校卒でびっくりするほど
稼いでいる人は珍しくありません。
たとえば、
東大文一に入って法学部でまじめに勉強して
それで国家一種試験に合格して、
さらに省庁に就職する・・・・
というのは、すごく大変なことだと思います。
子供の頃からずっとまじめに勉強を
続けていないと難しいでしょう。
でもそれで、30代半ばで得られる
「高級官僚」の年収って、750万円程度だそうです。
もちろん就職してからも
死ぬほど働かないといけないんです。
それでも年収はこの程度。
まあそれ以外にもいろいろ「役得」は
あるでしょうけど。
自分でビジネスをやるなら、学歴なんて…
この何倍もの年収を稼いでしまう
アフィリエイターはいくらでもいます。
そして、アフィリエイターに
学歴なんて関係ないことはわかりきったことです。
上記のような官僚の年収のことを聞いて、
「それは受験勉強なんてバカバカしくなるね」
と笑っていたアフィリエイターもいました。
まあそのころ私は成果が出せていなくて・・・
「死ぬほど受験勉強したのに貧乏暮らし」
の標本のようなものでしたので、
その言葉を聞いて随分と落ち込んだものですけど。^^;
結局、学校の教育というのは
優秀な「社員」や「職員」を
育てるためにあるんだと思います。
つまり組織のために効率よく働ける人ですね。
自分でビジネスをやっていくための
教育なんてしてくれないんです。
だから学歴が大きく影響するのは、
会社勤めの人だけ、ということになるのでしょう。
でもそれだって、これからの時代は
どうなるかわかりません。
青春時代のすべてを犠牲にして
受験勉強する価値があるのかというと・・・
私としては「それはないな」というのが
正直なところです。
一経験者として。^^;