前回は出来高についての一般的な話をしましたので・・・
出来高を伴う?伴わない?で下げと上昇の意味が違う【逆ウォッチ曲線と値動き】
初動に乗りたいのだ
今回は、出来高を使って「大きく勝ちたい」場合のトレードの一例を見てみます。
「初動」
ですね。^^
株価が急上昇していく際の「初動」で入りたい。誰もがそう思うところです。
それで、よく注目される、上がるチャートの形として「ヨコヨコ」が言われることがあります。
ヨコヨコというのはつまり・・・安値圏で、株価が上がりもせず下がりもせず、チャートがずーっとヨコに伸びていく形です。
「これ動くことあるの?」
と疑いたくなるような形。^^;
上昇エネルギー充填中!
でもこの動かないときに、チャートは上昇のための「エネルギー」をためていることが多いようです。
どういうことかというと、そんな安値圏で長い間推移したら、その銘柄に大して価値を認めてない人は徐々に手放していくんですね。
一方「これは上がる」と確信している人は、その安値圏で少しずつ買い集めていると。
つまり、
「この銘柄ダメでしょ」
という人と
「これはじきに上がる」
という人が、ヨコヨコの期間に少しずつ入れ替わっていくということです。
これが「上昇エネルギー」の充填ですね。^^
だからヨコヨコの段階でも、買い集められている場合は、それが出来高に出てくるものです。
これが長いほど、エネルギーは多く蓄えられることになります。
エネルギー重点120%! 波動砲(古
そうして、
「エネルギー充填120%!」
となったタイミングで、
「出来高急騰」
を伴って、株価も急騰することになります。
それまでの動きのパターンを破って上にブレイクします。
これが、その後の急上昇の初動になることが多いんですね。
だってヨコヨコのエネルギー充填段階で、「この銘柄は上がる」と信じている人だけに入れ替わってるわけだから、ちょっと上がったくらいじゃ手放さないでしょう。
だから上がり続ける確率が高まるというわけです。
ということで、ヨコヨコ銘柄ばかりに注目して、それを集めて出来高の動きを監視している人もいます。
また、「昔急騰を演じたけど、その後下がって、長い間ヨコヨコになっていた」という銘柄も、再び急騰する確率は高いようです。
そういう銘柄はトレーダーの記憶に残っていて、チェックされることが多いからでしょうかね~。
調整でもヨコヨコ
あとは、ヨコヨコから急騰を始めても、当然途中で「調整」が入ることが多いです。
調整が入らないとかえって怖いですよね。突然急降下を始めるんじゃないかと。
で、多くの場合、調整が入るのですけど、強い銘柄の場合は、この調整でまた、短期間ながらヨコヨコになることが多いです。
調整でも株価が目に見えて落ちたりはしないんですね。出来高は減っているけど、株価は維持されているような状態。
「売りたい」という人がほとんどいないような状態。
そのヨコヨコ段階で、移動平均線が追いついてくるのを待って、上昇再開、というパターンです。
チャートが階段状になるパターンですね。
こういうパターンで上がっていくと、
「押し目待ちに押し目なし」
という感じになってしまいます。^^;
初動で入れなかった人が、ジャンピングキャッチしてしまうようなパターンですね。
何度か経験ありますけど。^^;^^;