ローソク足の「上ヒゲ」のことですが、特に長い上ヒゲのことです。ローソク本体の2倍以上あるんじゃないかという。
そういう上髭が出た時、その後どうなるのかなという話。
長い上ヒゲ2つのパターン
気にしなければならない上ヒゲとしては、2つのパターンがあるようです。
一つは「上げの上髭」ですね。こういうやつ。
で、も一つは、チャートが「ヨコヨコ」の動きの時に出てくる上髭。こういうやつです。
上げの上髭~必ず下げるわけではないけど…
まず一つ目のパターンの場合。
株価が上げている時に長い上髭が出るケースですね。
こういうとき、その後、上に行くのか下に行くのかですけど、それはほとんど
五分五分
なのではないかということです。^^;
もちろん上げの勢いがあって、前日に大陽線などがあれば、
「1日内に調整した」
その結果の、上髭ということもあって、上昇継続となることもあります。
ただどちらにしろ、上昇中に長い上髭が出なかった時に比べると、
「下げる確率が増した」
というサインなので注意しておく必要があるでしょう。
大雑把に言えば、長い上髭が出なければ、次の日7割の確率で上昇継続だったところ、上髭が出て五分五分になった、という感じ。
連続した場合
もちろん、上昇途中の上髭でも・・・
これが「連続」で出た場合は、より短い時間軸で確認すれば、
「ダブルトップ」
とか
「三尊」
「ヘッドアンドショルダー」
という形になっているでしょうから、「下げ」の確率が高まっていきます。
大口資金が入った?
次に二つ目の、
「ヨコヨコの動きの時に出てくる上髭」
の場合。
チャートの例を見ても、ずーっと株価はヨコヨコで、ところどころ出来高を伴って長い上髭が形成されていますね。
こういう場合、よく言われるのが
「大口資金が入ったんじゃないか」
「仕手が買い集めてるんじゃないか」
ということです。
で、例として出した銘柄はどうもそのパターンらしく、最近になって株価が急騰しています。
時々ドーンと、出来高とともに上髭が伸びていますが、この時に大きく買いを入れたのではないかと。
で、その後はしばらく間をあけて、ほとぼりを冷ますということですね。
そしてしばらく冷ましたらまたドーンと。
それで十分に買い集めたところで、本格的に上げようというわけです。
ということで、こういうパターンのチャートをたくさん見つけておいて、監視しておくのもいいのかもしれません。