タイトルからしますと、多くの本を立ち読みして勉強しなさいみたいな印象を受けますが、この本はそうではなくて、内容はいわゆる「成功法則」となっています。
あの苫米地英人さんの本ですが、イメージと違ってこの本は非常にわかりやすく、一気に読めてしまいます。
成功への3ステップ
さて肝心の内容ですけど、「必ず成功できる」手順をシンプルに3段階にまとめています。
1.ゴールを設定する
2.自信を持つ
3.リーダー意識を持つ
この3段階です。
この中でとにかく大事なのが「ゴール設定」ということになります。ゴール設定しないことには何も始まらないということです。
逆に、しっかりとゴール=目標設定さえできれば、あとは「自動的に」必要な物が揃っていくといいます。
ということでそのゴール設定の仕方が大事なわけですね。どんなゴールを設定すべきか?
まず「本当に自分が望んでいること」、これをゴールとして設定せねばなりません。
どういうことかというと、常識とか人目とかを気にして、望んでないことを目標にしてしまうことが多いからです。
目標は「ぶっ飛んで」いたほうがいい理由
「本当に望んでいること」は普通の人なら「それ無理でしょ」と諦めてしまうようなことが多いのですが、むしろそういう目標のほうがいいんです。
どうやったら達成できるのか、現時点ではわからないくらいの方がいい。
なぜかというと、そうでなければ自分の中に眠っている能力が目覚めないからなんですね。
それはそうでしょう。今の自分を基準に、できそうなことをゴールに設定してしまっては、今の自分を超えることなんてできはしません。
だから設定するゴールはぶっ飛んでいたほうがいい。
「海賊王になる!」
そこで例として出てくるのがルフィなんですね。
え? 何それって? 「ワンピース」という人気マンガの主人公です。
で、このルフィがあんなに成長してやりたいことを目一杯できているのは、最初に目標設定したからだというわけですね。
「海賊王になる」
と。
まあこれ、「普通の」大人が聞いたら笑いそうな目標ですよね。しかも、どうやったら海賊王になれるのか全くわからない。
でもルフィはこのゴール設定をしたからこそ、自分を鍛えることができたし、泳げないのに一人で船に乗って旅に出ていくという無謀なチャレンジもできたと言うんです。
つまり、ゴールを設定したことで、そのために必要な能力を引き出すことができたし、行動も取ることができたと。
ゴール設定をしたことで、目標達成のために必要なものはあとからついてきたというわけですね。
ゴール設定によって得られるものは大きく2つ。
・目標達成のための手段を見つけられるようになる
・目標達成に必要な能力を伸ばすことができる
でもまあ、マンガの主人公だけじゃ説得力にかけるので、他の例としてイチロー選手も挙げられています。はい、あの野球選手のイチローさんです。
イチロー選手の場合も、子供の頃から早くも「一流のプロ野球選手になる」とゴールを設定していたんです。
それで、同級生から見れば「非常識」とも思えるような練習量を、毎日休まずこなすことができ、それであれほどの能力を身につけることができた、というわけですね。
希望ではなく決意
あと、細かいことですが、ルフィもイチロー選手も、目標を言い切っています。
「~~できたらいいな」とかじゃなく「~~になる」と決めていますよね。ゴール設定は希望ではなく決意、というわけです。
そしてここは自分が本当に望むことでなくてはならない。
ここで望んでもいないことをゴールとして設定してしまうと、ゴールまでの道のりが苦痛で埋め尽くされることになり、夢は実現しないということになります。
ということで「立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術」の内容を少し見てみましたが、成功の手順は3段階でしたね。
1.ゴールを設定する
2.自信を持つ
3.リーダー意識を持つ
1を少し見てみたわけですけど、2と3については実際本を読んでみてください。