影響力の武器・影響力の正体(チャルディーニ)を要約してみた

最初に言っておきますと、
「影響力の武器」と「影響力の正体」は同じ本です。
出版社が違うんですね。

影響力の武器の方は誠信書房、
影響力の正体の方はSBクリエイティブとなってます。
SBって、ソフトバンクですね。

食品メーカーではなく。(笑

新品だと「影響力の正体」のほうが
1000円程度安いですので、
こちらでいいんじゃないでしょうか。

さてそれでは。

影響力の武器の内容を要約してみましょう。

チャルディーニの法則

影響力の武器に書かれていることは
チャルディーニの法則とも言われますが、
これは、人の心の傾向を利用して、
相手を自分の思う方向に誘導しようというものです。

影響力の武器で説明されている法則には
以下のようなものがあります。

  1. 理由付け
  2. 比較
  3. 返報性
  4. 一貫性
  5. 社会的証明
  6. 好意
  7. 権威
  8. 希少性

影響力の武器って分厚い本ですけど
要するに以上のことが詳しく説明されているだけです。

理由付けの法則

「理由付け」というのは、
何かを人にお願いする際には
理由をつけたほうが成功率は高まるというもの。

面白いのは理由になっていなくても
とりあえずつけておけば
効果はあるということですね。

例えば情報商材で言うと、

「このノウハウが3万円というのは非常に安いと思います。
 なぜなら本来100万円で売ってもよいものだからです」

という文章はよくみかけますよね。
でも「なぜなら」以下は理由になっていませんよね。
勝手に決めているんだから。

それでも効果があるということです。

比較の法則

次に「比較」ですが、
たとえば費用50万円のアフィリエイト塾を
たくさん見せられた後、20万円の塾を見せられると
「安い」と思ってしまいがちですよね。

まあこれもよく使われる手ですね。

返報性の法則

「返報性」というのは、
「お返ししなきゃ」と思ってしまう
心の傾向です。

「先に与えろ」とはよく言われますが
それは返報性のルールを前提としていっているんですね。

一貫性の法則

「一貫性」というのは、
人は自分の行動や考え方に
一貫性を求めがちだということです。

たとえば「デアゴスティーニ♪」なんかは
一貫性の原理をうまく利用していますよね。

最初の1つ目は安いのですが、
それを買ってしまうと「コレクション」を
完成させるために後に続くものも買ってしまう
というわけです。

社会的証明の法則

「社会的証明」も情報商材の
販売ページでよくみかけますね。

「利用者の声」がたくさん乗せられていたりするあれです。
多くの人が評価しているものが正しいと思ってしまう
心の傾向ですね。

好意の法則

「好意」というのは単純です。
誰だって行為を持った相手の言うことは
聞きやすいですからね。

権威の法則

「権威」というのは社会的証明に似ていますが
こちらは何らかの権威がある人が言うことは
信じてしまいがちだということです。

情報商材の販売ページの場合、
ある程度有名な人に推薦文を書いてもらっているのを
よく見かけると思います。

大学教授のおすすめとかだと特に信じやすいですよね。
たとえ専門外のものをおすすめしていても
私たちは信じてしまいます。

希少性の法則

最後「希少性」ですが
これこそ情報商材の販売ページでよく見かけるものですね。

実体のない「制限時間」とか「残り○◯個」とか。
「50人にしか販売しません」とか。

少ないものには価値があると思ってしまう
心の傾向です。

以上が「影響力の武器」「影響力の正体」の要約です。

上述したことを意識しつつ、
情報商材にかぎらず、いろいろな商品の
販売ページを見てみると面白いと思いますよ。

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